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zoom RSS 煙草と時間割引率

<<   作成日時 : 2009/10/01 13:00   >>

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時間割引率という考え方があります。これは、例えば今日の100円と明日の100円では今日の100円の方が金利分などを考慮すると価値が高いが、では明日の110円と比べるとどうか、などと考えていき、人間の感覚的に現時点で得られる利益を将来得られる利益をどの程度の割合で換算するかということを評価した値です。感覚的な金利ですね。これをいろいろな人で調査すると、喫煙者と非喫煙者の間で大きな差があるという面白い研究が紹介されています。喫煙者の方が時間割引率が高い、つまり将来得られる利益が相当高くない限り現時点の利益を取ってしまう近視眼的な対応をするそうです。なるほど、直感的にもそういう傾向があるのかなと理解できるような気がしますね。
単に喫煙者と非喫煙者で比較するだけではなく、禁煙に成功した人という区分を入れているのが面白いところです。最初からの非喫煙者よりも禁煙成功者の方が時間割引率が低いそうですが、禁煙経験からこのような変化が生まれるのかはちょっと納得できないところもあります。
実際のところ、喫煙の程度と時間割引率の関係は疑似相関では無いかという疑いも持っています。喫煙するようになる動機というのは子供の頃の家庭環境とか交友関係とかそういうものと大きな関係があると思うのですが、そういう環境要因が短期的な利益を重視するか長期的な利益を重視するかの性格形成にも影響を与えているのではないでしょうか。時間割引率の傾向が喫煙するかどうかを選ばせているのではなく、何か他の要因が影響して短期的な利益を重視するのと喫煙するという結果を一緒に生み出しているような気がします。あくまで感覚的なものですけども。これだけでは禁煙に成功した人の時間割引率が低いということを説明できないわけですが。
それに、人間の考え方が常に合理的なわけではないので、将来の利益をいろいろ考えた上で喫煙を選択しているわけではないであろうというのは確実ですよね。喫煙する人は、煙草を吸うとリラックスするとか言いますが、実際には煙草が切れているときにイライラしていることの裏返しでしかないので、非喫煙者は常時、喫煙者が煙草を吸っている状態と同じリラックス度合いであるとも言えます。一度何かで習慣ができてしまうと後は薬物中毒の反応で無意識に吸い続けるだけでは無いかと。
未だに煙草の匂いも酒の味も慣れない人間なので、どうしてあの一線を踏み越えられる人間がいるのか不思議でならないです。




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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
「中毒」とは、日常生活に支障をきたすほどの状態を表します。仕事や家事を普通にこなしている人は、中毒とは言えません。喫煙が中毒症状を引き起こすことはありません。


東原好美
URL
2009/10/02 12:16
煙草が切れることでイライラするのであれば十分支障をきたしていると思いますよ。


Tamon
URL
2009/10/03 01:14
事業の費用対効果を考える際には、必ず時間割引率(社会割引率)が考慮されますよね。今ではGDPも考慮するようになりました。


tixi
URL
2009/11/01 15:06

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