日々題

アクセスカウンタ

zoom RSS 北陸新幹線の線路使用料

<<   作成日時 : 2015/03/13 13:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

明日のダイヤ改正で開業する北陸新幹線延伸区間の線路使用料が決まったそうです。ダイヤ改正の前日まで決まらないものなのか、と思ってしまいました。

線路使用料は年額で、JR東日本の長野-上越妙高が165億円、JR西日本の上越妙高-金沢が80億円だそうです。なお、北陸新幹線の高崎-長野は175億円でした。JR東日本は長野-上越妙高の距離に比してかなり高いように思われますし、一方でJR西日本は距離が長いにもかかわらず安い設定です。長野-上越妙高は59.5km、上越妙高-金沢は168.6kmですからね。これは、新幹線の線路使用料の計算方式が影響しており、((新幹線を建設した場合の当該JRの30年間の収益) - (新幹線を建設しなかった場合の当該JRの30年間の収益)) / 30という式で会社ごとに年額を計算することになっているからです。つまり、JR東日本の線路使用料は、JR東日本の30年間の収益を予測して弾きだすものであり、JR西日本側の収益は影響しないのです。そして、東京と北陸の流動が北陸新幹線で拡大すると、JR東日本が既に運営している東京-長野間の新幹線の利用も増えて収益が増大するので、この分も線路使用料の計算根拠に含まれることになるわけです。これに対して、JR西日本は上越妙高-金沢だけの開業で、それに接続する既設新幹線は無いので、付加的に増大する収益はなく、線路使用料の計算根拠に算入されないわけです。

実は、九州新幹線は南半分だけの開業の時は線路使用料年額20億円、北半分が開業してさらに80億円加算、というかなり安い線路使用料でした。これも、JR九州が島内の新幹線だけを運営しているから、というところがあり、九州新幹線と直通運転をすることによって増収となる山陽新幹線はJR西日本の経営であるために、その増収分が反映されていないわけです。これが根源受益と称される部分であり、整備新幹線の建設資金をさらに捻り出すために、この部分まで徴収しよう、と政治家が策動して揉めたことがありました。今後、北海道新幹線が開通すると、同じような問題が出てきますね。新函館北斗まで運転すれば、JR東日本の東北新幹線の受益が増大するわけですから。

これで整備新幹線の線路使用料の総額は年額671.3億円となりました。しかし、年間に整備新幹線に費やされる建設費はまだまだこんなものではないわけで。なかなか財政的には大変な話であります。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
北陸新幹線の線路使用料 日々題/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる