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zoom RSS 57-11ダイヤ改正

<<   作成日時 : 2015/03/20 13:00   >>

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イカロス出版のムック『57-11ダイヤ改正』を読みました。特定のダイヤ改正を取り上げた本というのも面白いですね。

1982年(昭和57年)11月15日ダイヤ改正は、上越新幹線の開業に伴うものですね。この半年ほど前の6月23日に東北新幹線大宮-盛岡は先行開業していましたが、これは1982年春に新幹線を開業させるという公約があった(そもそも、これも当初の予定からすると大幅遅れなのですが)ことによるものです。6月23日は春とは言えない時期ですが、北海道ではまだ桜が咲いていると強弁して間に合ったことにした、というエピソードがあります。一方の上越新幹線は、中山トンネルの2回の水没事故で間に合わず、11月に開業することになってしまいます。完成している東北新幹線を11月まで遊ばせておくわけにはいかなかったので、6月に先行暫定開業することになったわけです。そうすると、全面的なダイヤ改正を半年足らずの間に2回も実施することは、事務作業等の能力的に無理だったので、6月23日の東北新幹線開業時点ではほんの一部の列車のみが新幹線に移行され、東北本線にはまだ多くの特急列車が残ったまま、という不思議な新幹線開業となり、11月15日の上越新幹線開業を待って全面的に移行が実施されたわけです。

この本では、東北・上越に限ることなく、このダイヤ改正における全国的な列車網の変化を説明しています。東北・上越の列車網の変化が中心になることは間違いないですが、他にも北陸特急、房総特急、九州特急などなどいろいろな変化を解説しています。文章は、列車ダイヤの研究家としてよく知られる寺本光照氏がほとんど執筆しています。

しかし、485系は本当にこの時代全国どこでも走っていますな。非常に長編成の特急列車があちこち走るのは趣味的には楽しいのですけど、やはりフリークエンシーが今の目からすると不十分に過ぎます。これ以上増発するのは、たとえ短編成化したとしても、貨物列車の制約などで難しかったのでしょうね。国鉄は全般に、そういう制約が厳しすぎます。しかし官僚的な体質が変化を妨げていた感もあるわけで。急行列車網も、だいぶ減ってきたとはいえまだこの時代にはかなりあってその説明が面白いです。東北本線の「くりこま」は特に速い列車として結構有名でしたけど、定期急行が定期急行を追い抜く、なんていうダイヤがあったんですね。

この本はひたすらこのダイヤ改正前後の優等列車網の変化を解説していて、国鉄末期の優等列車史という点では価値がありますね。

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