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<<   作成日時 : 2015/05/30 13:00   >>

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山陰新幹線の整備費の試算がこのほど実施されたそうです。報告によると、関西から下関まで福知山・豊岡・鳥取・松江経由のルートで、在来型新幹線で3兆910億円、リニア方式で13兆3537億円の建設費がかかる見込みだそうです。これを聞いて、私は在来型新幹線の建設費用をかなり安く見積もっていないか、と疑問に思いました。

JR東海が2009年に発表した中央新幹線についての試算では、東京から新大阪まで南アルプス貫通ルートでの建設費は、リニア方式で8兆4400億円、在来型新幹線で6兆4000億円となっていました。中央新幹線で試算前提となる路線長は、438kmあります。km単価はリニアで192.7億円、在来新幹線で146.1億円となります。これに対して、最近開通した整備新幹線として、北陸新幹線長野-金沢間について見ると、工事延長231kmに対して事業費は1兆7801億円でした。km単価は77.1億円となります。中央新幹線で単価がかなり高く見積もられているのは、東京・名古屋・大阪の市街地で大深度地下を使う前提であることと、南アルプスを貫通する困難なトンネルを建設しなければならないからだと思います。

山陰新幹線は、ルートを直線的に取ると考えると、おそらく550kmくらいではないかと思います。単純に北陸の単価を適用すると、約4兆2400億円と弾き出されるわけで、まあこの時点で、この試算での建設費は1兆円くらいは安く見積もっているよね、と感じます。

一方、中央新幹線のリニア方式の単価を掛けてみると、10兆6000億円くらいになるはずなので、今度はこの試算は高く見積もっているな、という感じがします。もっとも、リニア方式を選択した場合は下関で山陽新幹線に合流することはできず、もう1本関門トンネルを掘って福岡まで伸ばさなければならなくなるので、その分を考えると13兆円を超えるかもしれません。南アルプスのような困難な工事はないはずではありますけども。

思うに、山陰新幹線での便益が在来新幹線で3兆3789億円、リニアで18兆7900億円と見積もっているので、何とかこの便益の数値に収まるように鉛筆をなめたのではないか、という感もあります。便益の方が過大に見積もりやすい気もするのですけどね。

山陰は1か所も政令指定都市が無いですし、さすがにこの数値を見ると本格的な高速鉄道の整備は無理だろうな、と感じます。先日報告されていたような、智頭急行や伯備線の高速化が関の山ではないでしょうか。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
やや遅れてコメントです。
山陰新幹線ですか、これまた大構想ですね、ただ開業した場合の赤字額が恐ろしい事になりそうな予感が…。
とうこ
2015/06/02 19:30
まあそこまでではないと思いますけど…。
経済効果はあるようですし。
Tamon
2015/06/03 01:05

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