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zoom RSS ななつ星肥薩おれんじ鉄道通過計画

<<   作成日時 : 2015/06/15 13:00   >>

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「ななつ星in九州」が肥薩おれんじ鉄道へ乗り入れる方針を固めたようです。これは確かに面白いですね。

肥薩おれんじ鉄道は、九州新幹線鹿児島ルート開業に際してJR九州から経営分離された元の鹿児島本線を引き継いだ並行在来線第三セクター鉄道です。こうした路線を引き継いだ会社はいつものことですが、大変経営に苦しんでいる状態です。もともと交流電化されていた路線ですが、交流用の電車は2両単位でしか走行できないので、実際の輸送量に合わせたダウンサイジングができない、元から車両コストが高価である、といったことから、全列車を気動車化する選択がなされました。そして架線を維持して、通過する貨物列車にのみ使わせ、その分の線路使用料を高く徴収する、ということも経営策に含まれていました。

これは逆に言えば、肥薩おれんじ鉄道側は架線を使う列車を1本も走らせることができない(走らせると線路使用料が大幅に減額されてしまう)ということを意味します。したがって、JR九州がまだ寝台特急用の客車や機関車を保有していた時でも、基本的に肥薩おれんじ鉄道の通過をするような臨時列車は設定されませんでした。しかし、「ななつ星in九州」はディーゼル機関車で牽引するので、この問題がありません。機関車の運転をできる乗務員は肥薩おれんじ鉄道にはいないので、JR九州の乗務員がそのまま通過し、肥薩おれんじ鉄道に線路使用料を支払うことになるのでしょう。それだけでも、肥薩おれんじ鉄道にとってはそれなりの収入の加算にはなるはずです。

景色の面でも、確かに東シナ海に沿って走る区間、八代海に沿って走る区間、いずれも海が綺麗に眺められて大変良い場所です。観光列車にはうってつけであり、だからこそ肥薩おれんじ鉄道も「おれんじ食堂」を走らせているわけです。

一方、従来の「ななつ星in九州」は、鹿児島を夕方に出発して、肥薩線を夜間に通過して翌朝豊肥本線の阿蘇に到着するダイヤで運転されていました。このため、このダイヤを大きく変更せずに肥薩おれんじ鉄道経由に変更したとしても、肥薩おれんじ鉄道は夜間の通過になってしまいます。それでは、景色の綺麗な場所を通すようにした意味がありません。そのあたりは、ダイヤを大きく組み替えて対応するしかないですね。一方で、阿蘇駅のホームに、「ななつ星in九州」の客が朝食を取るためのレストラン「火星」を建てているので、食事場所もあまり変更が効かないはずであり、そのあたりの対応が気になるところです。まあ、レストランは一般向けにも営業しているので、必ず「ななつ星in九州」の客が使わなければならないわけではないのかもしれませんが。

鹿児島の滞在時間をいじって、早めに出発して夕景を見せる、というのはありかな、という感じがします。しかしそれだと、どこかに停車して時間を潰すことになりますね。肥薩線の通過は、スイッチバックが2か所にあってそれなりに面倒なので、その分も楽になるかもしれません。そういえば、先日は鹿児島の豪雨で「ななつ星in九州」が鹿児島で抑止になり、翌日抑止が解除されてから走ったため、肥薩線を日中に通過する珍しい光景があったそうで、早速大畑スイッチバックを通過する写真がウェブに出回っていました。

実は、長崎へ行くコースの方は、もともと長崎本線経由だったのが、この3月から佐世保線・大村線経由に変更になっており、細かく変更が加えられているようです。ずっと同じ状態に安住せずに、いろいろ変えて試してみるのでしょうね。これで、肥薩おれんじ鉄道の経営に少しでも改善があればよいのですが。

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