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zoom RSS 淡路の連続立体交差工事の見学

<<   作成日時 : 2015/07/11 13:00   >>

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今日は阪急京都線・千里線の淡路駅付近の連続立体交差工事を見に行ってきました。前回訪問したのは2014年1月なので、1年半が経過してどれくらい工事は進んだでしょうか。

淡路駅は、京都線と千里線が複線同士で平面交差しているという難所で、しかも梅田から北千里方面へ直通する列車も、天神橋筋六丁目から高槻市方面へ直通する列車もあるという、ダイヤ設定上も運行管理上も非常に難しいポイントになっています。そこで、二層構造の連続立体交差にすることで、少なくとも対向の線路を支障することが無くなるような配線に変わります。現状では、上りの千里線からの直通列車が通っている間は、京都線下り線を支障してしまいますが、二層構造になればそれはなくなります。二層になっても、天神橋筋六丁目から北千里へ行く上り列車が京都線上り列車と平面交差するのは避けられないのですけど、そこまで解消しようとすると大変な構造になってしまいますし、そこまでしなくても運行管理が大幅に楽になることは間違いないです。なお、2階を上り線(梅田から河原町方面)、3階を下り線(河原町から梅田方面)が使うことになっています。

最近の大規模な連続立体交差工事で類似する例として、京急蒲田の事例を思い出します。あそこは本線から空港線が分岐する構造ですが、品川側からも横浜側からも空港線へ直通する列車があるために難しくなっており、同じ二層高架でも、空港線の線路は2階も3階も上下列車が双方向に走ることになっています。驚くべきことに1892億円もの費用がかかりました。淡路の立体交差は調べてみると1613億円の予定だそうで、やはり大変な費用がかかるものです。京急蒲田より楽なのは、淡路で折り返す方向の運行は行わないので、信号システムを通常の複線区間と同じ、列車の進行方向を限定したものにできることでしょうか。淡路の高架切替は平成29年度を予定しています。

淡路駅の南側、京都線と千里線が分岐していく地帯には、千里線の線路を横断するような大きな高架構造物ができあがってきています。既に二層の構造ができあがってきていますが、その延長はまだまだ短く、かなりの工事が残されているように見えます。面白いのが、2階と3階を結ぶ支柱があるのに、2階と地面の間には柱が無い部分があることで、どう見ても2階の下側には柱を継ぎ足すような構造が見えています。この直下には、千里線の上り線の線路が通っているので柱を建てられないのでしょうけど、線路を移設してここに柱を継ぎ足す予定があるということでしょうか。鉄道構造物は、死荷重(列車が通っていなくてもかかる荷重、構造物そのものの重量のこと)がとても大きいので、列車が通っていない状態だから柱が1本足りなくても何とかなる、とは考えられないのですけど、一体どういう仕組みなのかが興味深いところです。
淡路南側千里線上高架構造


淡路駅より天神橋筋六丁目方の千里線は、駅から少し離れた部分でかなり高架橋ができあがってきています。二層の高架が一層に戻っていく構造が見えてきています。しかし柴島駅のあたりはまだまだです。
千里線柴島方面高架橋工事


京都線の十三方では、あちこち高架橋の柱が建てられつつありますけど、実際に高架橋が見えてきているのはほんの一部ですね。こちらもまだ時間がかかりそうです。やはり崇禅寺駅のあたりも高架橋がまだ見えていません。
京都線崇禅寺方面高架橋工事


私の周辺で話題になっていたのが、ダブルデッキのトラス橋です。ちょうど都市計画道路歌島豊里線が通ることになっているため、この部分で大きなスパンが必要だったようで、トラス橋が採用されたようです。この部分ではまだ二層構造なので、このトラス橋は下路でも上路でもあるというダブルデッキ構造になりました。非常に面白いですね。前後の道路はもう十分な幅員が準備されており、阪急線が高架に切り替えられ次第、道路が開通しそうな感じです。また配置的に見て、この都市計画道路とは千里線も交差するのですけど、そちらにも同様のダブルデッキトラスが登場するのでしょうか。現段階では形を見せていないので、千里線側がどのような構造になるのかはわかりません。このトラス構造は、既に両端で橋台ができあがってきているにもかかわらず、横に仮の橋台を準備してその上で組み立てていました。どうも支柱を建てて組み立てていた関係で、支柱を建てる場所がそちら側になっていたようです。これを水平移動させて橋台にセットすることになるのでしょう。
京都線淡路ダブルデッキトラス橋


淡路駅の北側になると、こちらはさらに工事が進んでいません。千里線の北千里方は、ようやく何本か柱が見えてきたという程度であり、まだまだこれからです。京都線の河原町方は、JRおおさか東線を乗り越す部分の手前の高架橋が2階までできあがってきた感じで、3階はまだこれからです。これより河原町方もようやく支柱の準備が始まったところです。
京都線上新庄方面高架橋工事


ちょうどJRのおおさか東線の工事も進められているところですが、淡路駅(仮称)と思われる駅構造物もできあがってきていました。おおさか東線は、単線の城東貨物線を複線化して旅客化するものなのですけど、複線化はどちら側にやるのでしょうか。JRおおさか東線が築堤を使った高架で阪急淡路駅のすぐ北側を通り抜けているために、阪急の二層高架はさらにその上を乗り越す構造にならざるをえず、大変な高さになっています。なにしろ、JRと阪急の交差部分は高架の三段重ねになります。なお、これより北側ではさらに東海道新幹線との交差もあり、京都線はそれまでに高度を下げられるので今まで通り新幹線の下を潜るのですけど、千里線は距離が足りなかったようで、新幹線の上を跨ぎこす構造となり、下新庄駅も高架になった上にその先の神崎川橋梁が架け替えとなっています。
おおさか東線淡路駅(仮称)工事


淡路駅の東側、東淡路商店街のあたりは、かなりの建物が撤去されて整地されています。ここは地元との交渉がかなり難航したようですし、土地の境界が不明確になってしまっている部分も多くてその面でも大変だったようです。しかしこういう機会に一気に区画整理してしまわないとどうにもならないでしょうね。この部分に二層の高架駅ができるはずですけど、未だに工事に手が付いている感じではありません。

本当にあと2年で高架に切り替えるのだろうか、という程度の進捗に感じられました。しかし面白いので、時折ウォッチしたいです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
阪急の一大ジャンクションの十三駅につぐジャンクション工事だけにJRおおさか東線の北線工事以上に苦労されているようですね。
とうこ
2015/07/12 20:01
ここは屈指の難工事だと思います。はい。
Tamon
2015/07/13 02:47

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