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zoom RSS 渋谷駅改良計画

<<   作成日時 : 2015/07/14 13:00   >>

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JR東日本の渋谷駅改良計画が発表(PDFファイル)されました。山手線を島式ホームに改築し、埼京線を山手線の隣に持ってくる、という事前の予定通りの内容ですね。

山手線の渋谷駅ホームは、もともとは1面2線の島式でした。しかし混雑緩和のために、外回りのホームを外側に増設して、従来の島式ホームを内回り専用にしたために、現在は2面2線の形態になっています。これはこれで、外回りホームからは階段を利用せずに改札へ行くことができて便利です。もっとも外回りホームに直接通じる改札は2階に位置するので、駅の外に出るには段差があり、そのほかの路線も多くは階段移動が必要で、階段なしに山手線外回りと乗換ができるのは井の頭線くらいです。内回りホームの外回り線路はフェンスになっています。

今回、島式ホームを拡幅して再び1面2線の状態にする、ということのようです。これを実現するためにはどうしても線路の移設が必要であり、今回道路の拡幅工事を行う国道246号の架道橋が架け替えになるのに合わせる形で、一緒に移設をやってしまおう、ということのようです。ただ線路の移設というのは、特にプラットホームが絡むと大工事です。内回りと外回りのどちらの線路をずらすのでしょうか。内回りの線路をずらすことにすると、今の内回りプラットホームから線路を遠くなる方向に移設することになるので、一晩で線路を切り替えてしまい、プラットホームと線路の間を仮の構造物で覆って乗降できるようにして、後日恒久的なプラットホームに少しずつ造り替えていく、というような工法になります。一方、外回りの線路をずらすことにすると、これはさらに大変で、現状で外回りのホームがある側に食い込む方向にずらさなければなりませんから、プラットホームを少しずつ取り壊して仮設ホームに置き換えていき、全体が仮設ホームに切り替わったら、その下で少しずつ線路を支える構造物を構築して、一晩で仮設ホームの撤去と線路の切り替えをやる、というような工法になるのでしょう。

埼京線のホームは、これは従来のホームがとても南側に離れていて不便だったのを解消するものですね。もともと埼京線・湘南新宿ラインが走っているのは山手貨物線であり、貨物列車用だったので渋谷駅にプラットホームはありませんでした。その後旅客化するにあたってプラットホームの建設が行われましたが、既存の東急東横線ホームや東急百貨店の建物に遮られて、山手線のホームと並んだ位置に埼京線のホームを建設することができず、ずっと南側に建設することになってしまったわけです。このほど、東急東横線は地下鉄副都心線へ直通運転となって地上の渋谷駅は廃止となり、渋谷の全体的な再開発により東急百貨店も造り直すことになったので、あらためて線路とプラットホームの最適配置を行うことができて実現できるようになったのでしょう。

しかし、非常に時間のかかる工事ですね。2020年の東京オリンピックに間に合うのは埼京線ホームの移設だけのようです。山手線の1面2線化が完成するのがいつかは先ほどのプレスリリースには含まれていませんが、全体の完成は2027年度だそうですから、全部できあがる頃には中央新幹線の品川-名古屋間が開通しているはずですね。まあ、なかなか興味深い話です。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
すごい機動力をもつJR東日本さんにかかったらおおさか東線の北線工事なんてあって言う間に終わらせそうですね^^:
とうこ
2015/07/15 07:12
JR東も、中央線でやらかしてからはかなり慎重ですけどね。
Tamon
2015/07/16 01:31

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