日々題

アクセスカウンタ

zoom RSS 新幹線の逆線走行

<<   作成日時 : 2015/09/25 13:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

東北新幹線で停電があり、上り線のみ先に復旧したため、下り列車を上り線に逆線走行させたそうです。こういうことを日本でも割と積極的にやるようになっているのですね。

基本的に、日本の鉄道の信号システムは、複線区間では各線路の列車の走行方向を限定することで、信号設備を安くする設計になっています。複線のどちらの線路でも、双方向に走れるようにすると、どちら向きにも信号機を立てなければならず(地上信号機の区間の場合)、それに付随する信号機器類もすべて双方向に対応させなければなりません。このため、こういう設備は高額になるにもかからずあまり使わないものだとして、無駄とみなして削ってしまうのが日本の考え方です。しかしヨーロッパでは双単線などと称して、複線区間でも双方向に走れる設備を用意しておくのは結構見られます。

新幹線の場合も、基本的に一方方向の走行しかできません。普段使っている自動列車制御装置(ATC)は、レールに電流を流して、それに信号を載せて車上装置に伝送しています。そのため、進行方向前からレールに電流を流す必要があります。車軸が2本のレールを短絡してしまう関係で、レールより前側に信号受信アンテナを付ける必要があり、後ろからの信号電流はそのアンテナでは受信できないからです。そこで、双方向に走らせようと思えば、信号電流の送信側を切り替えられるようにする設備が必要になります。しかしそうなっていないので、新幹線の通常のATCでは逆走ができません。

しかし、漏洩同軸ケーブル(LCX)と無線通信をすることでATCの信号を車上に伝送する、RS-ATCというバックアップのATC設備が用意されているようで、これを使うことで逆線走行が可能なのだそうです。RS-ATCを使っているときは、最高速度110km/hなのだそうですが、これに関する技術上の詳細が公表されているのを見たことがなく、一体どういう信号電文をやり取りしているのか、気になるところです。

正常に設備が動作しているときに、保安装置がどのように動いて安全を守っているかについては、ある程度の知識があります。しかし設備が壊れて代用閉塞など、代替の保安措置を講じて復旧作業をしなければならない時に、どのような手順が行われるのか、このあたりについては知識がほとんどないですね。もっと勉強しなければ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
新幹線の逆線走行 日々題/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる