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<<   作成日時 : 2015/10/16 13:00   >>

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報道によると、JR西日本が2017年にも三江線を廃止する方針を固めたようです。

三江線は、江の川に沿って広島県の三次と島根県の江津を結ぶ長大な路線です。いわゆる陰陽連絡路線の1つではありますが、江の川に沿って曲がりくねって走っており、しかも南北両端の戦前に開通した区間の線形があまりにも悪くて所要時間も長いことから、実質的に陰陽連絡の役割を果たしたことが一度もありません。中間区間はいわゆる公団線で線形が良いのですけど、開通したのが遅すぎて既に鉄道の時代ではなくなっていましたし、公団線以外の区間の線形条件が悪かったこともあって、結局役に立たなかったわけです。木次線が開通が古いがゆえに、線形の条件がそれほどよくなかったにもかかわらず、広島と松江・米子を結ぶ急行「ちどり」が何往復も走って陰陽連絡の重要な役割を果たしていたのとはだいぶ違いがあります。何しろ木次線には夜行列車まで走っていたのです。

三江線が最初からほとんど役割を果たしていないのに加えて、浜田道が完成すると、広島から浜田や江津といった島根県西部の町へは自動車ではあっという間に行ける状態となり、もはや何の意味もない路線となってしまいました。そして、沿線は極めて人口が希薄であり、代替バスですら維持するのが困難な水準でしょう。これでは内部補助や政府からの補助金を使ってまで鉄道を維持することの社会的な正当性が無いでしょう。正直、よく今まで残っていたものだと思います。可部線の可部以北よりも先に廃止されてもおかしくなかったように思います。

もっとも、今になって廃止するなら、2013年の水害で橋を流されて復旧工事をして再開させたのはなんだったのか、ということになります。災害の被害を復旧してしばらくして廃止、という例は、島原鉄道の南側のような例もあるにはありますが。三江線の橋が流された、と聞いた時には、ああもうこれで廃止だろうな、と思っていたのに、復旧の方針を聞いて、まだ当面廃止するつもりはないのだろうと考えるに至っていました。それからすると、だいぶチグハグな感があります。

三江線は、まだ私が学生だった頃に、1度だけ江津から三次へ乗り通しただけの路線です。さて何とか廃止前にもう1度くらいは乗っておきたい感があります。有名な高架上の宇都井駅とか降りてみたいですしね。福塩線や芸備線末端区間なども、そろそろ整理が始まるのでしょうか。

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コメント(2件)

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三江線は未完成の「五新線」と違い完成しただけでもすごいですね〜 ただ五新線も完成していたとしても収益が和歌山付近の区間を除きほぼ壊滅的だったのではと思いますので三江線と同じ運命でしょうね。
とうこ
2015/10/17 08:27
五新線は線形が良ければ新宮へのショートカットとして機能した可能性はありますが、新宮自体の都市規模がちょっとねぇ。
後は熊野大社への観光客輸送だったでしょうか…。
Tamon
2015/10/17 18:38

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