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zoom RSS 北海道新幹線推定需要

<<   作成日時 : 2015/11/26 13:00   >>

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日経のウェブサイトに、北海道新幹線の想定乗車率が26パーセントである旨の記事が出ています。日経の記者は、極めて低い水準だと判断して記事を書いているようですが、これは違いますね。

他の新幹線の乗車率との比較が載っていますけど、九州新幹線はまず、九州島内での移動需要がかなり大きいというところがあります。福岡の中心性はかなり高いです。それに対して、たとえば函館から仙台といった需要が九州島内ほど大きいかと言えば、そうではありません。また、函館の人口規模は、熊本にも鹿児島にも劣ります。この結果、北海道新幹線の輸送需要は、少なくとも札幌まで開業するまでは、東京からだんだん先細りしていく形にならざるを得ません。

九州新幹線も、山陽新幹線からの直通列車に付いていえば、関西から先細りの需要構造になっています。しかし先に挙げたように、福岡からの需要もそれなりにあるので、九州島内で見てもそれほど輸送需要は落ちないのです。

そしてこの輸送構造で見た時、新函館北斗へ行く列車は、途中盛岡、八戸、新青森などにも停車していくので、これらの駅での乗降にもそれなりに定員を割かなければならないわけです。もし、新函館北斗までの末端区間で50パーセントも乗っていたとしたら、青森や盛岡の人はろくにきっぷを取れなくなってしまいます。26パーセントで低いと判断する人は、鉄道の需要構造をわかっていないと言わざるを得ません。新幹線は、単一区間だけの利用客を運ぶ航空機とは違うのです。

もちろん、新青森や盛岡で発着する列車を十分運転できるなら、新函館北斗までの列車が途中での乗降をあまり受け付けなくても問題はないのですが、実際には新幹線の輸送力から見て、列車を別建てにできるほどの需要はありませんし、東京駅の折り返し処理能力が極めて限られている現状では受け入れられないと言わざるを得ません。

北陸新幹線の時も、末端の乗車率を見てガラガラだと叩いている人がいましたけど、本当に適当なものですね。

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