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zoom RSS JR北海道平成27年度上期決算に伴う営業係数の発表

<<   作成日時 : 2015/11/06 13:00   >>

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JR北海道が平成27年度上期の決算発表(PDFファイル)を行いました。この資料の最後から2枚目に、「平成26年度 お客様のご利用が少ない線区の収支状況について」というページがあり、下位10区間ですが、営業係数が発表されました。国鉄時代には、すべての路線について営業係数が発表されていましたが、民営化後に発表されたことはほとんどありません(JR東日本が廃止された岩泉線や災害長期運休中の只見線について発表した程度)。

輸送密度については、これまでも断片的に発表されてきていましたが、従来根室本線を滝川-新得で発表していたものが富良野で分割した数値が出てきたこと、留萌本線が一括で発表されていたのが留萌で分割した数値が出てきたことが、今回の違いです。留萌本線は、全体としてもかなり少ない輸送密度であるのは確かなのですが、留萌で分割してみると、留萌-増毛が非常に酷い状態であることがよくわかります。4000を超える営業係数など、国鉄最悪期にしか見たことが無いです。

それにしても、輸送密度39というのは驚きです。バスですら維持できないのではないでしょうか。ここが、1975年度には1199もの輸送密度があったというのが驚きです。とはいえ、この数値では特定地方交通線の指定を受ける水準であり、例外規定で生き残ったのだろうなと思われます。

根室本線は、1975年度に6000を超えるかなり高い輸送密度を記録していますが、この後石勝線が開通して道央と道東を結ぶ主経路はそちらに移行してしまうので、それが激減の大きな要因です。また6000程度では、特定地方交通線の指定は免れる水準ですが、幹線の指定にはならない(幹線であるためには8000以上が必要)ので、根室本線が幹線に指定されるにあたっては、この当時はまだ盛んだった赤平や芦別の石炭輸送が考慮されたのではないかとも思えます。この先で8000を超える事情があるとは思えないですし。

宗谷本線は、絶対的な営業損失は非常に大きいですが、営業係数は543とこの中では結構健闘していますね。やはり特急3往復が常時運行されている路線は違います。ここに挙げられた路線で他に定期特急列車が運行されている区間はありません。根室本線の富良野までは、臨時で特急が入りますけど。

一方で、輸送密度460の根室本線滝川-富良野の営業係数が827なのに対して、輸送密度466の釧網本線東釧路-網走の営業係数が520なのはどういう違いがあるのかとも思わされます。どちらも普段は特急は走っていないので、大きな営業上の違いがあるとは思えないのに、これほど大きな差が出るというのが不思議です。同じ程度の輸送密度であれば、営業の規模の大きな方が営業係数で有利になる、と見ればよいのでしょうか。

いろいろ想像してしまいますが、この表に出てくる輸送密度下位の路線は、もう本当に鉄道としての役割は終わっていると言わざるを得ないですね。廃止もやむを得ないところの気がします。

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