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zoom RSS 認知症事故裁判

<<   作成日時 : 2016/03/01 13:00   >>

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注目されていた、認知症で鉄道事故に遭った事件をめぐって損害賠償が争われていた事件の最高裁判決がありました。結局、地裁と高裁の判決を覆して、家族に責任はないとしたようです。

家族がそもそも保護責任者なのか、もし保護責任者であるなら、今回の事件でその責任は果たしていたのか、というところが問題なわけですが、最高裁判決の多数意見では、保護責任者ではない、としたようです。今回の判決としてはこれで良いのかもしれませんが、しかし施設に入れられていた場合の施設の担当者や、もっと密接に近くで看護している子供がいた場合などには、保護責任者とみなされて責任を問われる可能性がある、ということを考えると、より根本的には、保護責任者ではあるが、責任を十分果たしていたと判断する(少数意見)方が、妥当な解決策だったように思います。

一方で、今回は訴訟を起こした側(被害を受けた側)がJR東海という大企業だったので批判もされましたけど、では逆に、金持ちの家の年寄りが認知症になって、貧乏な人の唯一の財産である持家に放火して燃やしてしまった場合はどうなるのか、というような問いもありました。個別の事情に応じて法の適用を図るのが裁判だとはいえ、その判断基準は統一した法律であることが求められ、単に加害者と被害者の力関係を見て判断すればよいという問題ではないはずです。認知症で直接責任能力のない人によって被害が生じた場合の損害の解決方法について、立法においてそれなりの統一した基準を用意しなければならない問題かもしれません。

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