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zoom RSS 九州新幹線長崎ルートの迷走

<<   作成日時 : 2016/03/14 13:00   >>

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NHKのウェブサイトで、九州新幹線長崎ルートの迷走を巡る記事が掲載されていました。本当に迷走という感じです。

フリーゲージトレインは、完成すればいろいろ面白いのですけど、今となっては山陽新幹線において300km/h運転が標準になってしまっているだけに、フル規格区間で270km/hしか出せないというのが強い制約になってしまっています。ダイヤが組みづらいだけならまだよいのですが、せっかく乗換を不要にしても、乗り換えた方が圧倒的に速くなってしまうのです。何しろ山陽新幹線の走行は全長600km近くに及ぶわけですから、そこで最高速度が30km/h違うというのでは、全体を走行するにはかなりの差がついてしまいます。途中で後続列車の待避をする必要が出てくるとさらに差が大きくなります。

一方で、リレー方式に対して佐賀県がなにやらごねているように書かれていますけれど、これもやむを得ないところがあり、佐賀県にとっては高速化のメリットがほとんどないのですよね。フリーゲージトレインを導入すれば、新鳥栖から新幹線に乗り入れることで、博多-鳥栖間の過密な鹿児島本線のダイヤを回避できるという利点と、山陽新幹線に直通できるという利点があるのですけど、乗継方式だと佐賀県にとっては何も変わりが無いわけです。長崎へ行くのが速くなっても、佐賀県にとってはあまり嬉しくありませんし。これで資金を負担しろと言われれば、反発も出るでしょう。

今後、どうやって行くのかも気になります。仮にリレー方式で開通したとして、その後にフリーゲージトレインを導入した際に置き換えるのだとすれば、暫定的にフル規格区間で導入するフル規格新幹線車両は余ってしまいます。既に運行開始から12年が経つ800系を持って行ってとりあえず使っておく、とかでしょうか。新幹線は車両の更新が速いですし。

やはり、新幹線のような国土の幹線輸送を担当するべき交通機関の整備に、地方の負担を求めていることが大きな問題の根源となっている気がします。確かに地方に負担を求めなければ、地方は痛みを感じなくなるので、過大な要求を突き付けてくる問題があるのですけど、地方の都合より全体の最適化を考えた輸送網を整備するためには、地方の負担は問題になるばかりです。一地方の交通を旨とする、それこそ並行在来線としてJRから切り離された路線の運行を担当する三セクに地方が財政負担をするのは正解だと思うのですが。

長崎より人口が多くて、まだ新幹線が来ていない都市は、東名阪の近郊都市と、現在建設中である札幌を除くと、松山と大分があります。これらの都市に新幹線が整備される可能性を考え、さらに全体的な速達効果の程度を考えると、長崎へのフル規格新幹線は果たして必要だったのか、という感もありますね。

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