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zoom RSS 北陸新幹線の業績

<<   作成日時 : 2016/03/03 13:00   >>

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北海道新幹線の開業が迫っていますが、その営業活動に対してJR東日本の営業部担当部長が北陸新幹線の業績を引用して説明しています。これは面白い資料ですね。

北陸新幹線の輸送状況についてのデータが多く示されていて、そのあたりが面白いです。一番下の方に書かれているJR東日本の収益データが特に興味深く、北陸新幹線の延伸開業に伴う自社管内の収入として予想していたのは285億円だったのに対して、実際には450億円程度になる、ということです。これは相当な値です。長野-上越妙高の運行で、鉄道・運輸機構に対してJR東日本が払う線路使用料は165億円ですが、線路使用料は予想される収入を基に計算していて、実際の収入によって増減はしません。したがって、285億円の収入を基に線路使用料の値が計算されているはずで、それが450億円になれば、その差額はほぼまるまる自社の利益になります。もちろん、収入を増やすために営業活動を増やせば、線路使用料以外の経費が増額になるのですが、鉄道は固定費の比率が非常に高く、あるラインを超えて収入が増えると急激に利益が増えていく性質があるので、この差額のほとんどはJR東日本の利益になると見てよいのではないでしょうか。

JR東日本が新幹線開業を8回経験している、というところでひっかかってしまいました。東北、上越、東北の上野延伸の3回は国鉄時代であり、JR東日本になってから管内では、東北の東京延伸、長野、東北の八戸延伸、新青森延伸、北陸の5回だからです。国鉄時代をカウントしているのかな、と思ったのですが、後で人から指摘されたことで、ミニ新幹線をカウントしている、ということがありました。山形新幹線の山形開業、秋田新幹線、山形の新庄延伸、の3回が加われば確かにJR東日本として8回になりますね。ミニ新幹線は法規上の新幹線ではないとはいえ、営業活動上は新幹線と同一視できる、ということなのでしょう。

この経験に裏打ちされ、北陸開業のデータを基にした説明は、かなりの説得力があります。新函館開業で13往復しか走らないことや、最短でも4時間を切れなかったことなどから、どれだけ利用があるか不安もあったのですけど、やはり営業担当の人はいろいろ考えて営業施策を打ち出してきたのですね。これは頼もしい話です。

こうしてみると、やはり中の人は、外から見ているだけのファンとは持っているデータも経験も違い、圧倒的だな、と思わされます。

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