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zoom RSS 函館・道南鉄道ものがたり

<<   作成日時 : 2016/05/04 13:00   >>

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函館・道南鉄道ものがたり』を読みました。筆者は、北海道新聞社で記者をしていたという方で、函館の出身のようです。

函館周辺、道南地区の鉄道網について歴史を語っています。函館本線と青函連絡船を中心に、江差線、松前線、瀬棚線くらいについては説明があります。あくまで「ものがたり」なので、きちんとした歴史解説よりはエピソードが多いです。ただそれでも、瀬棚線の建設に際して八雲分岐と国縫分岐が争って、国縫分岐が勝って建設されたとか、瀬棚から日本海沿いに江差や寿都へ向かう構想もあったとか、面白いことが書いてあります。鉄道敷設法上は、八雲からの線路も指定されていて、なんでこんなところで枝分かれする経路構想があるのだろうと思っていたのですが、両案で争っていたのなら、とりあえず鉄道敷設法に両案を書いてしまうということはよくあるので、納得します。ただ、瀬棚からの日本海沿いの路線は鉄道敷設法予定線にはありませんね。

函館の最初の鉄道が函館と本郷(後の渡島大野、現在の新函館北斗)との間に建設された際に、大野周辺の鉄道忌避によって本郷駅が今の位置になった、という話が書かれていますが、これはどこまで本当なのでしょうね。鉄道忌避説はほとんど信頼性がないことが明らかにされている時代ですけれど。ただ、この駅の位置の移設のために、仁山へ向けての急勾配がきつくなった、とあって、地図を見ると確かにそういう位置関係なんですよね。果たして、真相はどうなのでしょうか。

その他、やはり青函連絡船を介した本州と北海道の連絡が中心にエピソードが説明されています。青函連絡船にまつわる入換作業の話、操車場の構造と建設の経緯など、なるほどと思う内容があります。必ずしも鉄道が専門ではない新聞記者さんだと思いますが、さすがに好きなだけあってか、あまり齟齬もなくきちんとした本に仕上がっているようです。

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