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zoom RSS 佐世保特急改善案

<<   作成日時 : 2016/06/26 13:00   >>

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九州新幹線長崎ルートの関連で、佐世保への特急に軌間可変電車を使おうという検討をしたものの、費用対効果が採算ラインを割り込んだそうです。

現行の九州新幹線長崎ルートは、武雄温泉から長崎までの間だけをフル規格で造っており、新鳥栖から武雄温泉までは在来線をそのまま利用する計画になっています。ここを直通できるようにするために、軌間可変電車を開発していたのですが、結局開業予定に間に合わなさそうだということで、急遽武雄温泉で在来線から新幹線へリレーする方式にしよう、という話が持ち上がっている段階です。この場合、博多から武雄温泉までは在来線特急、武雄温泉から長崎まではフル規格新幹線、ということになります。

この状況で、佐世保への速達性を改善しようとする場合、軌間可変電車はほとんど意味がないですね。武雄温泉駅は、佐世保線の中間にある駅であり、博多と佐世保を結ぶ特急が通りますが、武雄温泉から長崎へのフル規格新幹線は佐世保線から分岐して長崎へ向かっているわけであり、佐世保へ向かう線路ではありません。したがって、軌間可変電車を仮に導入したとしても、その速達性を生かせるのは博多から新鳥栖までのわずかな区間に限られ、後は重くて高価な軌間可変設備を搭載した電車が在来線を走るという、何のメリットも無いようなことになります。山陽新幹線への直通ができるというのは一つのメリットですけれど、これも300km/h時代になっている山陽に、270km/hの軌間可変電車がチンタラ走るのか、というのはこれまでも問題になっていました。これは、本格的な検討をせずともわかりそうなものです。

在来線の高速化改良は高い便益があるようですけれど、これはどうなんでしょうね。どこをどう改良した提案なのでしょうか。便益が29億円と51億円なのに対して、費用対効果が1.48と2.16とあるので、130km/h案でも費用は20億ちょっとを見込んでいるようです。これだと、複線化だって大した距離はできません。駅の分岐器を多少高速対応に交換し、踏切の警報開始点を修正する程度でしょうか。カント扛上も必要かもしれませんが、やればやるほど費用がかさみます。車両自体は、現行の783系などでも130km/h走行には対応しているので、特段追加の処置は必要がありません。そういう点で、在来線改良案は費用が安く済んだのかもしれません。しかし11分程度の短縮だとどうか、という感もあります。

まあ、いろいろ検討してもらえる分にはいいのですけど。佐世保へは、なかなか抜本的な改善は難しそうですね。

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コメント(2件)

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山形新幹線蔵王〜山形や秋田新幹線(奥羽本線区間)のようなミニ新幹線を考慮した形跡が報道からは全く見えてこないのですがどうなのでしょう?
この2線と違って、長崎ルートには豪雪地はないはずですし、豪雪地を通過する北海道新幹線も三線軌在来線共用運転をしているので、新幹線旅客直通とローカル・貨物運輸の両立としての解の一つに思えますが。
たづ
2016/06/27 22:33
私も、長崎新幹線はそれが良いと思っています。
ただ佐世保特急だとミニ新幹線のご利益もほとんどないんですよね。
新鳥栖から佐世保までの三線軌改良が必要になるので結構大変ではあるんですが。
Tamon
2016/06/28 00:27

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