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zoom RSS ゴッタルドベーストンネルを巡るあれこれ

<<   作成日時 : 2016/06/07 13:00   >>

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6月1日のスイスのゴッタルドベーストンネルの開通を巡って、宗教関係の小競り合いがあったのだそうです。プロテスタント関係者が出席しない話になっていたのだそうですが、最終的には出席したというように書かれていますね。スイスはキリスト教が多い国で、北側のドイツ語圏はプロテスタントが多く、西側や南側のフランス語圏・イタリア語圏はカトリックが多いと記憶しています。

ゴッタルドがスイスの起源だというのはまさにそうで、ロイス川の渓谷をたどってゴッタルド峠を越える、ドイツ側とイタリア側を最短で結ぶ峠道が開通したことで、多くの人が通るようになったことがこの山国が栄えるようになったきっかけです。近代になるまで馬車すら通行困難な道だったようですけれど。この交通路の利権をめぐる争いが、スイスが王侯貴族の支配を逃れて盟約者団(スイス連邦の前身)を結成する大きな理由だったのだそうで、それを考えると、ゴッタルドがスイスを形成したというのは間違いがないのでしょう。

ナチスドイツに対する障壁になった、というのは正確に言うと、ゴッタルドベーストンネルの前身であるゴッタルドトンネルがドイツとイタリアを結ぶ重要輸送路になっており、それを確保する目的でナチスドイツが侵攻を計画したが、戦争になったらトンネルを爆破すると警告したために阻止された、という話です。スイスは中立国だったので、軍需物資や軍隊の輸送は拒否しており、オーストリア(ドイツ支配下)のブレンナー峠を経由せざるを得なかったのですが、ゴッタルドトンネルは民間人の移動には使えていたので、爆破されてしまうくらいなら民間人に限ってでも移動に使えた方がよかった、ということのようです。

あの山は、いろいろな意味で象徴的なのですね。

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