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zoom RSS 京滬高速鉄道黒字転換

<<   作成日時 : 2016/07/19 13:00   >>

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中国で、北京と上海を結んでいる京滬高速鉄道が2015年12月期に黒字転換したそうです。

今回初めて公表されたそうですけど、売上は234億元、利益は66億元だそうで、東海道新幹線と似たような収益構造に見えます。これはとても、今期初めて黒字転換した数値には見えませんね。建設費は2200億元だったそうですけど、これくらいならちゃんと減価償却もできていそうに見えます。

北京と上海を結ぶ看板路線ですけど、1300kmもあるので、所要時間が長く、航空との競争は厳しいようです。私が昨年6月に訪問した際には、速達列車は満席で乗れず、途中停車駅の多い遅い列車に乗りましたが、そのためか直通で乗る人はあまりいないように見えました。それでも、途中駅で万遍なく乗降があって、座席の利用効率はかなり高そうに見えました。もっと運行体系を工夫した上で、多くの列車を設定して需要に応えればいいのに、と思ってしまう内容でした。

この路線で黒字転換したばかりだとすれば、それ以外の高速鉄道は収支的にかなり厳しい状態にあるのは間違いないでしょうね。もっとも、日本の国鉄が新幹線建設を推し進めた時代に比べても、中国国鉄の場合は在来線の線路容量を貨物に開放しなくてはいけないという強い事情があったのですよね。猛烈な経済成長で貨物輸送量が伸び続けていて、高速の都市間旅客列車と鈍足の一般貨物列車を並行して走らせている在来線では、もう輸送力を賄えない状況になってきていて、急速に高速鉄道網を整備して都市間旅客をそちらに転移させる方策が取られたわけです。一見して高速鉄道を整備する意味が感じられないような、新疆方面の高速鉄道は、まさにそういう理由で整備されました。

したがって、社会全体としての意義はあるのでしょうけれど、それを中国国鉄が一手に負担しているために、既に50兆円を超えるような巨額の債務を抱えている状況にあります。日本の国鉄が破綻した時の債務のほぼ倍になっています。収入も日本国鉄のほぼ倍あるのですけど、しかしもう限界ではないでしょうか。幸い、日本の国鉄が経営破綻した時点に比べれば、中国国鉄は旅客・貨物輸送量が急減していくような状態には見舞われていませんし、まだ運賃値上げの余地があるのですけど、今後中国経済の状況が悪化すればどうなるだろうか、と懸念するところがありますね。

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