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zoom RSS モンスニベーストンネル試掘着手

<<   作成日時 : 2016/07/25 13:00   >>

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フランスのリヨンとイタリアのトリノを結ぶトンネルの試掘作業に7月21日から着工したそうです。

アルプス山脈をはさんでフランスとイタリアを直接結ぶ鉄道トンネルは、まさにこのリヨンとトリノを結ぶルート上にあるモンスニトンネル(フレジュストンネル)です。このトンネル自体、全長が12.2kmもあって、当時としては世界最長の鉄道トンネルでした。しかしトンネルの坑口にたどり着くまで、両側の取付ともに、スパイラルを繰り返しながら登って行く線形でした。

昨今の鉄道輸送見直しの風潮にあたって、こちらも大規模な改良工事が企てられているようで、スイス領内のアルプス貫通トンネルが次第にベーストンネル(基底トンネル)に置き換えられているように、こちらもベーストンネルが計画されている、というわけです。先日、ついにゴッタルドベーストンネルが開通して、全長57.0kmで鉄道用トンネルとして世界一の座を青函トンネルから奪い返しましたが、こちらのモンスニベーストンネルの計画長は57.5kmだそうです。さらに長くなるのですね。モンスニベーストンネルは、まだ試掘段階ですけど、既に本坑掘削工事がかなり進んでいるオーストリアのブレンナーベーストンネルも56kmもあって、50km超級のトンネルが続々とできあがってくる感じになっています。

今のところ、本坑の着工は2018年を見込んでいて、総工費は86億ユーロ、すなわち9000億円くらいのつもりのようです。青函トンネルのような難しい海底地質が無いことを考え、一方でこの間のインフレの進行、おそらくは単線トンネル2本で建設するであろうことなどを考えると、このくらいの費用になるのだろうか、と思わされます。

もちろん、このトンネルの主目的は旅客輸送ではなく、貨物輸送力の増強にあるのでしょう。フランスとイタリアの間は、さすがに距離が遠すぎて、高速鉄道でもなかなか航空機にたちうちのできるサービスができていないのです。それとも、このトンネルが完成すれば、多少なりとも打開策になるのでしょうか。パリとローマくらいだとまず絶望的ですけれど、パリと北イタリアとの間にはそれなりの列車本数が設定されるようなことは、ありうるかもしれません。

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