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zoom RSS 夕張支線廃止提案

<<   作成日時 : 2016/08/08 13:00   >>

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夕張市長が、石勝線の夕張支線の廃止を容認する考えを示したそうです。沿線自治体の首長の側から廃止を言い出すというのは、なかなかの覚悟ですね。

石勝線は、道央と道東を短絡して日高山脈の中を横断する路線ですが、1980年代の新線開通で現行路線になる以前は、夕張から沿岸へ石炭を積みだす夕張線が同じ地区にありました。夕張線の中間駅付近から、日高山脈を越えて反対側の十勝平野側まで、現代土木技術を駆使した高規格な新線を山中に建設し、合わせて夕張線区間も大幅に改良した線路に付け替えたことで、道央と道東を短絡する特急ルートになりました。この特急ルートから、夕張へ通じる線路が分岐していて、かつてはここを通じて夕張の石炭を積みだしていたのですが、夕張の石炭産業が衰退してしまうと、夕張市の中心部へ通じるとはいえ、単なるローカル支線になってしまいました。今まで生き残っていたのは、輸送量の大きな石勝線の一部として扱われていたからに過ぎません。

この支線は1990年代以降に2回に渡り路線短縮が行われています。地元の観光開発の都合があり、そのために夕張駅が2回移転しました。私はその2回目の移転後の駅しか知らないのですが、棒線の駅に小さな駅舎が付随するだけの寂しい駅でした。かつては石炭車を大量に留置する側線を多数備えた巨大駅だったようなのですが、今や面影がありません。

この支線は本当に輸送量が小さいというだけでなく、機能の面でも疑問があるんですよね。石勝線の本線に連絡する新夕張まで出れば特急に直接乗れる、という面もあるのですけど、そもそも夕張から大都市である札幌へ出るには、山を越えて行く道路を走るのが最短であって、新夕張方面へ出るのはむしろ逆方向である、ということなんですよね。新千歳空港へ行くというのならまだわかるのですが。夕張付近を通る高速道路が整備された今となっては、対空港の意味でもほとんど有効性がありません。

JR所有施設の無償譲渡を希望するなど、夕張市長としてはもう死に絶えていると言ってよい鉄道から、少しでも有用そうなものを回収しようと腐心している感じがしますね。ある意味、冷静なのでしょうか。

一足先に廃止になるのが決まっている留萌本線の先の方は、昨年9月に再乗車にでかけましたけど、正直夕張支線まではなかなか再乗車しようということにはならないですね。ピーチの北海道往復航空券と組み合わせることで発売される特急も乗れるフリー切符を発売、という話がありましたけど、あれで突撃することでしょうか。

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