日々題

アクセスカウンタ

zoom RSS アルストム工場整理問題

<<   作成日時 : 2016/09/12 13:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

フランスの鉄道事業大手アルストムの工場整理統合計画に対して、フランス政府が介入しているそうです。アルストムは常にこうなんですよね。

もともと、鉄道事業は政府の介入が非常に強い事業であり、国内産業保護だとか雇用の維持だとかいろいろなことを口実にして口出しをしてきます。日本が、旧国鉄の酷い有様を教訓にして、極力国の介入を避ける仕組みにしてあるのは、かなり例外的です。その日本ですら、政治の介入は避けられないですが。

アルストムの場合、機関車、客車、電車など、車種に応じて生産する工場が決まっており、それに応じた技術者や生産設備が各工場に配置されているので、簡単には車種間の生産割合を変更することができない、と聞いています。その結果、せっかくアルストムが動力分散方式の高速鉄道車両であるAGVを開発したのに、採用したのはイタリアのNTVだけで、結局フランス国鉄は採用しませんでした。高速鉄道を動力分散方式に移行すると、機関車や客車の工場が造るものが無くなってしまうのだそうです。このあたり、いかにも政治的です。多くの中小企業を合併して、世界戦略を戦えるフランス国内唯一大手のアルストムという鉄道総合メーカーを作り出したのに、結局雇用問題に足を取られて、元の小さな工場を整理できていないわけですから。このあたり、ドイツのシーメンスだともっときちんと工場を整理している感があります。

輸出するにしても、輸出先の政府から国内組み立てを求められたり、国内の部品の購入を要求されたりするので、結局あちこちに工場を建てる羽目になり、非常に効率が悪いことおびただしいです。日本企業だと、北米に工場を持っているくらいでしょうけれども。

まあ、アルストムもあまり調子が良くない感じがしますし、果たしてどうなることかと思います。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
アルストム工場整理問題 日々題/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる