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zoom RSS 民鉄に対する市場開放要求

<<   作成日時 : 2016/09/27 13:00   >>

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EUと日本の鉄道分野を含めた市場開放の交渉がまだ続いていたようで、今度はEUが民鉄分野の市場開放を要求してきたそうです。何と無茶な、という感じです。

政府調達に関して、海外メーカーも含めた制約のない公開入札を要求するのは自然なことですし、それはこれまでも対応してきたことです。またJRグループに対して市場開放を要求してきたのは、本州3社について既に完全民営化が達成されているので、これ自体がかなり無理があることでしたが、過去に国営だった経緯もあることで、結局JR3社が自主的に公開入札の範囲を広げることで対応することになっています。これに対して民鉄は、国有だったことが過去に一度もなく、営業経費に対する直接の補助金を投入したことすらないので、国が経営に口をさしはさむ根拠が何もありません。にもかかわらず、この厚かましい要求はなんでしょうね。私企業の経営に何かを外部から言えるのは、その企業の顧客と株主くらいのものでしょう。

いかにも、自分たちのものを買わないのは不正だ、と言わんばかりの、ヨーロッパらしい態度です。彼らは、客に合わせるということをしませんからね。自分たちの標準のシステムをそのまま使って当然だ、という商売をします。しかし、日本は特に、それぞれの事情に応じた固有のシステムを発展させてきた歴史があり、簡単には標準システムを買うということにはならないわけです。航空や自動車に比べても、鉄道は各国でバラバラに発展してきた経緯が強く、簡単には互換性を取れないわけです。

そういう歴史もあって、その要求に応えられる特定のメーカーと打ち合わせを細かく繰り返しながら、必要な製品を作らせる、という発注方式を取る鉄道事業者がほとんどであり、誰でもいいからこの仕様を満たす製品を一番安く持ってきたメーカーに、という話にはなかなかならないのですよね。そこが、外部からすると閉鎖的と取られるのですけど。しかし、日本の考え方からするとメーカーがそのやり方に対応するべきことなわけです。

まあ、これはさすがに日本政府も受け入れないでしょうから、はねつけて終わりなんでしょうね。

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入札でこじ開けても、結局品質が悪く次回入札から排除というか出禁、という結果を某在仏鉄道メーカーがアメリカ相手にやらかしたことがあるそうです(故・土岐實光記「電車を創る」)
少なくともEU諸国では夏40℃弱、湿度70〜80%とという南国の人でさえバテる夏場と、ヨーロッパ程度には冷え込む冬場を両方共安定して走れる21世紀の車両は作ったことがないでしょう。ましてや狭軌で130〜160km/hを視野に入れたものなど。
「まともな試作品(日本だとほぼそれは量産先行車ですが)を作ってからだ」で終わりでしょうね。
たづ
2016/09/28 22:12
向こうにも狭軌が無いわけじゃないんですけどね。
スイスなんかは結構こだわりの車両を造っているのに、どうしてビッグ3の車両は海外に出すと評判が悪いのか。
スイスのシュタッドラーとかの方がカスタマイズしてくれるのかな。
Tamon
2016/09/29 00:26
そういえば京急の2100形辺りからしばらく、シーメンス製電装品を使った車両がありましたが、1000形の途中から、国内製品に置き換えられましたね。
所要性能の考え方も違い、18m級な分軽量なはずなのに高加速度を得るため190kWとやたら大出力(若干のクリープ現象を見込んで高トルクを稼ぐらしいのですが)だったのですが、国産の替え品は155kWとだいぶ小容量になっています。
たぶん線路を早くすり減らすとか、多方面でも色々不具合があったのかもしれませんね。
これでは市場開放云々以前の問題ですね。
たづ
2016/09/29 19:08
京急のシーメンス製品は、アフターサービスが悪くて使いづらかったとか聞きますね。
出力の件は、京急側の設計の問題かも…。
Tamon
2016/09/30 01:43

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