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zoom RSS 常紋トンネル視察

<<   作成日時 : 2016/10/24 13:00   >>

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JR北海道の再生推進会議のメンバーらとJR北海道の経営陣が、石北本線の常紋トンネルを視察したそうです。北見と遠軽の間の常紋峠を越える区間にあるトンネルです。

このトンネルのすぐ南側(北見・網走側)には、スイッチバック式の常紋信号場があるので、割と有名な場所です。もっとも、通過列車数の減少に伴って不要となって、現状では設備が休止されていますが。かつては普通列車が引き上げ線に待避する中を、本線を特急が通過して行くような場所でした。私自身は、ここの信号場でのスイッチバックを一度も経験したことがないのが残念です。

こういう場所にあるがゆえに、鉄道写真をやる人がよく訪れていたのですが、この信号場で停車する列車を選んで乗って、信号場で特に降ろしてもらうか(国鉄時代にはこういうこともあったらしい)、あるいははるばると悪路を自動車で走破してくることになっていたようです。熊も出没するという話ですし、なかなか厳しい場所です。こういう場所まで社長が自ら視察に来たというのは、なかなか大変です。果たして、どうやってここまでやってきたのだろうかと思います。

この区間は、湧網軽便線として建設された区間で、当初は762mm軌間でした。国鉄(鉄道院/鉄道省)が、私鉄を買収したために一時的に762mm軌間の鉄道を営業していたことは、全国各地に例がありますが、国鉄自らが762mm軌間の鉄道を敷設したというのは、この区間だけの例のはずです。したがって、常紋トンネルも762mm軌間で開通しましたが、将来的には1067mmの国鉄標準軌間への改軌が当初から考慮されていたため、改軌にあたって特にトンネルを改築したというようなことではなかったようです。そして、この区間の762mm軌間での営業はごく短期間に終わったようです。

また、トンネルはタコ部屋労働で建設され、大変な犠牲者を出したという話があり、人柱が立てられたという話まであります。実際にトンネル改修工事の際に人骨が発見されたこともあるそうです。なかなか陰鬱な話ではあります。

しかし、今もなお北見・網走と結ぶ特急が1日4往復通過しているわけであり、日々このトンネルの保守に当たっているわけで、完成してから100年を経過したトンネルを人里離れた場所で保守するのは大変な労力でしょう。費用さえ調達できるのであれば、維持していくこと自体は可能なのですが、それが一番の問題なんですよね…。

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