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zoom RSS 豊予海峡交通案

<<   作成日時 : 2016/12/23 13:00   >>

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大分市が、豊予海峡横断交通の調査結果を発表したそうです。こんなことを調査していたんですね。

橋を建設した場合とトンネルを建設した場合で比較していて、やはり橋の方が高くつくようです。ある程度距離が長くなると、橋の方が不利な傾向にありますね。道路だと、新鮮外気の送り込みと汚染排気の排出という換気にかなりの手間が掛かりトンネル断面の拡大を招くので、水底トンネルは橋より不利なことが多いのですけど、それでもこの試算値を見ると橋の方が大きな建設費を見積もられています。スパンの長い橋が必要になると、トンネルと建設費が逆転する場面があるということでしょう。豊予海峡に橋を架ける場合、外洋を航行するような大きな船舶の航行を許容するために桁下の高さもかなりのものが要求されますし、台風への備えも大変でしょう。一方でトンネルとなれば、中央構造線近くのこの場所で地震対策が大変でしょうね。

費用の面で興味深いのは、トンネルは道路片側1車線と新幹線複線の建設費が、それぞれ単独で建設した場合の合計値であり、道路片側2車線と新幹線複線の建設費も同様です。つまり、道路だけを造った場合の費用と、鉄道だけを造った場合の費用の合計値が、道路と鉄道の両方を同時に造った場合の費用と綺麗に一致していて、同時に造ることによる工費の節減効果はまったくない、と見ていることになります。橋だと同時に造れば安くなっているので、面白いですね。おそらく、同じ坑内にすべての設備を収容するようなことは非現実的であるため、道路トンネルと鉄道トンネルを並行して建設するようなプランで、ほとんど節約効果がないと見ているのでしょうね。これが沈埋トンネルであれば、併設も現実的でしょうけど。

トンネル方式で新幹線単線案であれば、費用便益比が1を超える見込みのようです。なかなか鉄道で費用便益比が1を超える話は出てこない時代になっているので、これは魅力的な案です。しかし大分から大阪までが2時間16分と書かれているところを見ると、これは東九州新幹線を造るのでは駄目なのか、という感じもしてしまいます。まあ、地図で見る限りでは、東九州新幹線でつなごうとすると、大分から小倉までは北西に進むことになり、遠回りな経路をたどることになるので、四国経由の方が最短距離に近くはなるのでしょう。四国内の需要をどれくらいに見積もっているのかも気になるところです。

しかし、こういう話がなかなかうまくいくものでもないでしょうね。現在の新幹線整備計画に一定の目途と書いてますが、実際には北陸新幹線はまだあと20年くらいかかりそうですし。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
大分市の意向の意見ハッキリ言ってバラバラですね、それと建設時期を逃したのも大きいかもですね、瀬戸大橋などと時を同じころに「ついでに」やってしまっていたら悩まずに済んだんでしょうね。
単線の新幹線ってピンときませんね、私の中で新幹線=複線の「東海道新幹線」の絵図しか思いつかないですね。
とうこ
2016/12/24 16:36
まあ、瀬戸大橋のついでにやるには、大物すぎる気もします。
新幹線の単線案、コスト削減の構想でよく出ますけど、どこまでコスト減らせるのか疑問ですね。
Tamon
2016/12/24 23:15
作るのであれば安物外の銭失いにならないように建設してほしいですね。
新山
2016/12/26 19:20
確かに造るのならしっかり造らねばならないのですが、そもそもこれが優先的に造るべきものかというと、というところですね。東九州新幹線とどちらが有利なのか。
Tamon
2016/12/27 00:41

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