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zoom RSS シベリア鉄道の北海道延伸の早期実現は困難

<<   作成日時 : 2017/01/14 13:00   >>

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ロシアの運輸大臣が、シベリア鉄道の北海道延伸の早期実現は困難、と発言したようです。まあそうでしょうねぇ。

事業費約1兆9000億円というのは、まあそんなものかな、という額です。宗谷海峡トンネルは、あくまで素人の予想ではありますが、現代の技術でも7000億円から1兆円くらいはかかりそうです。サハリン島内の鉄道は既に整備されつつあるとはいえ、間宮海峡のトンネルまたは橋に接続する大陸側の鉄道は、一から整備が必要です。

そして北海道内の鉄道はどうするのか、という問題がありますね。今の宗谷本線程度の輸送力では、つなぐ意味がありません。あるいは広軌に転換して、苫小牧港あたりまで広軌の貨車が直接走れるようにしたら、という意見もありますね。もっとも、そうやって結局海路につなぐのであれば、ナホトカやウラジオストクで海路につなぐのと何が違うのか、という感があります。

75パーセントと公共投資で、などと書いてありますが、これは結局、ロシアでも公的資金を投じてやっている、ということなんですかね。情報があまり伝わってこないので、ロシアの鉄道がどの程度の採算制で動いているのか、よくわからないところがあります。少なくとも、現在の状況では建設費まで負担しての黒字ということは考えづらいでしょうね。

まあ、シベリア鉄道の延伸案はかなりぶち上げた感のある話で、当面はなさそうだと思っておくことにします。

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「シベリア鉄道は基本軍用鉄道だ」という方も居るくらいなので、元々採算は二の次なのかもしれません。
一応今は会社化していますが、ロシアの鉄道(RZD)は長らく国営でしたし今も株式はすべて国有、財務諸表は国際的に開示しているか怪しいです(もっとも、開示されていてもキリル文字では私は読めませんが)。公共投資で賄われているならば、金の出処はどこなのか。あるいは有耶無耶にせざるを得ない部署なのか。外国、それも緊張関係(感情)のある相手国に直通となれば、ここを避けられなくなります。
加えて国際直通する場合、相手国側の営業は当該国の会社持ちなので、JRが採算を理由に拒めばそれきりですし、沿海州の都市を全てはずした形にしなければ有効に陸路で繋がらないルートなので、ロシア国内でも調整は難しいでしょう。経路上にあるサハリンとイルクーツクは喜ぶが外れてしまうウラジオストクは寂れるからと激怒とか。
サハリンは結局戦後70年の間、狭軌線で走ってきましたが、広軌車両を曲がりなりにも通すためにトンネルやホームを削っていますしかなりの軌道強化を施しています(元々は全て日本の丙線か簡易線規格です)。あの1000kmだけで、おそらくは半端ない金がかかったことでしょう。
ロシア側は、北朝鮮でそうしたように標準軌との4線軌道や軌間可変車軸で日本と直通できると思っていたかもしれませんが、新幹線とて軸重は最大17トン、あちらの23〜25トンなどという前提の路線は皆無です。
日本国内の幹線にサハリンレベルでの強化をせねばそもそもロシアの通常の車両の直通は不可能なのです。
結局、中国との直通客車以上に特殊な、採算の取りづらい様式の客貨車を大量調達せねばならないこと、それらを平時から一般営業に供さねば即軍事目的だと疑われるため不採算を承知で使わねばならないことにRZDが強く難色を示したのかもと思います。
たづ
2017/01/15 22:14

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