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zoom RSS 列車遅れと払い戻し問題

<<   作成日時 : 2017/01/19 13:00   >>

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Twitterで、30分以上電車が遅れたら無料にするべき、と書いた参議院議員がいて、炎上したそうです。まあ列車が遅延した場合の運賃・料金問題は、昔からよく出てくる話ではあります。

現在の考え方では、乗車券の値段、すなわち運賃は、距離への対価であり、所定の行先にたどり着けない場合には払い戻しになりますが、そのためにかかる時間には規定がありません。そもそも、乗車券には時刻は記載されていないわけで、どの乗客がどれくらい遅れたかは把握できないわけです。

一方、特急券・急行券に対して払う料金、特急料金や急行料金は、時間への対価であるとされ、目的地到着が2時間以上遅れた場合は、料金部分が払い戻しになると規定されています。これは、列車が券面に指定されているならよくわかる制度ですけれど、自由席の場合はいったいどうなるのだろう、というところが気になります。制度上は自由席であっても払い戻しのはずですが、そもそも券面に列車が指定されていないのであれば、どの列車に乗っていたかはわからないので、乗客の自己申告次第で払い戻しが決定されそうです。JRの場合、指定席特急券を所持している乗客は、当該指定列車に乗り遅れても、後続の列車の自由席に乗車できますが、この時当初の指定列車が2時間以上遅れた場合、見た目の上ではこの乗客は2時間以上遅れて料金払い戻し対象となっている列車の料金券を所持するように見えるわけで、これもまたどうなるのでしょうか。実際の運用がどうなっているのかはよくわかりませんが。

私の場合、東海道新幹線で車内放火事件があった際の後続列車に乗り、結果的に到着が2時間以上遅れたことがあります。この際、新大阪駅の乗換改札に特急券と乗車券を重ねて投入したところ、普段は特急券が回収されて乗車券だけ返ってきますが、この時は特急券に払い戻しである旨の赤い字の印刷がされて返ってきました。後日、この特急券を窓口に持っていくと払い戻してくれたのですが、結局会社の出張旅費精算で持って行かれるので、個人としては意味がなかった、ということもありました。

まあ、運用としては、現代のICカード乗車券時代であれば、乗車駅・乗車時刻と降車駅・降車時刻を調べ、乗降駅間の標準時間を差し引いて、一定以上に所要時間が長ければ、運賃を減額あるいは無料化する、という処理を実装することは可能でしょう。しかし乗客が自分の意思で勝手に改札内を歩き回ることで、所要時間を長くして無料化してしまうことができるのであれば、かなりの人がそういうことをしてしまいそうです。エキナカにいろいろ施設がある時代ですし。

もちろん、時間に対価を設けるようにすると、収入減少を回避するために鉄道会社が必要以上に遅延防止に必死になり、安全性を損なうのではないか、という考えもありますね。ただ、特急料金は既に時間に対価があるわけで、特急で特に安全性に問題があるという話は聞かないので、これは過剰な心配ではないかとも思われます。

最大の問題は、鉄道会社は過大な利益を得ているわけではないので、もしこのような払い戻し制度を実施するのであれば、それで減収になる分は結局、他を値上げして補われるだけである、というところですね。全体として運賃を高くする方向になるはずで、それで遅れた時の補償だけもらって、何か嬉しいのか、という話ではあります。

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コメント(2件)

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藤末さんは普段から煙の無いところに火を絶たせる類の人なので、またなんか言ってるなと今回も思ってました。ここまで大きくなるとは思いませんでしたね。もっと物を考えて主張してほしいものです。
新山
2017/01/23 17:29
炎上芸人みたいな人なんですか。
こういう人がいるとは知りませんでした。
Tamon
2017/01/24 12:55

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