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zoom RSS 新幹線ネットワークはこうつくられた

<<   作成日時 : 2017/11/10 13:00   >>

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新幹線ネットワークはこうつくられた』を読み終わりました。交通新聞社新書の最近の発行です。著者の高松良晴さんは国鉄の建設局にいた技術者です。以前も『鉄道ルート形成史』という本を書いておられ、今回と同じ交通新聞社新書でも東京の通勤鉄道網の形成を描いた『東京の鉄道ネットワークはこうつくられた』を書いておられます。

今回は新幹線に焦点を当てて、東海道新幹線から北海道新幹線新函館北斗開業までの範囲で、新幹線の建設がどのように行われてきたかをまとめた本となっています。建設が決まるまでの経緯、ルートの選択、特に難工事であった土木構造物の説明、といった感じのことがまとめられています。これらの話題でうまくまとめてある本はそこまでないので、工事誌などと丹念にたどるしかないことが多く、この版型・値段できちんとしているのは嬉しいことです。

たとえば、九州新幹線の鹿児島中央駅は、在来線に直交する形で突っ込んで行き止まりになっていますが、やはり市街地を建設する困難からこの形態が選ばれたもので、これ以上先への延長は考えられていない、と明言されています。新幹線の基本計画の上では、東九州新幹線も入っていて、その終点が鹿児島市ということになってはいますが、鹿児島中央駅につなごうとすれば、スルーの構造にはできず、北から西へ回り込んで鹿児島中央で終端となる形でしか実現できないことになりますね。

本人が携わった工事はやや詳しく書かれていて、記述には多少の濃淡があります。しかし、単に表に発表されている文献だけではなく、関係者から聞いた話なども記載されているので、ルートの決まる過程のわかりづらい問題も整理されていてよい感じです。まあ、ここにまとめられただけのことではないのでしょうけれど。

今後も類似の本を出してくれるのでしょうか。楽しみです。

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コメント(3件)

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計画整備新幹線計画は時間こそかかりそうですが、全線作るつもりだそうです。
*今のピッチだといまから100〜150年以降までかかりそうな路線もありそうですね。
とうこ
2017/11/11 21:01
追伸ですが、鹿児島中央駅以降北上するには地下鉄方式で都市の下に新鹿児島中央駅から宮崎方向へ地下のまま行くしかなさそうですね。
とうこ
2017/11/11 21:05
到底そこまで私が見ることはできないですから、もう気にしないことにします…。
Tamon
2017/11/12 11:15

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