日々題

アクセスカウンタ

zoom RSS 島原鉄道自主再建断念

<<   作成日時 : 2017/11/13 13:00   >>

トラックバック 0 / コメント 6

長崎県の私鉄島原鉄道が、自主再建を断念して長崎自動車の傘下に入り、政府系ファンドの出資を受けるそうです。

島原鉄道は、雲仙普賢岳の噴火災害で寸断された線路を、長い時間と多大な支援を受けて復旧させた歴史がありますが、結局復旧からそれほど長く運行を続けることができずに廃止に追い込まれました。島原より南側の線は、当初建設された頃から不採算で、地元への貢献といった考えでなければ説明が難しい路線だったようですね。長崎県の大きな都市である長崎や諫早へは、島原半島の南部からだとどう見ても島原鉄道の走る東海岸を迂回していくよりは、西海岸を自動車で北上した方が速いわけですから、難しいところがあります。島原からだとまだ何とか競争になるのでしょうが。

島原鉄道は、かつては国鉄と直通する列車を走らせており、長崎や小倉への列車がありました。こうした国鉄直通列車は結構大きな収益源だったようですが、長崎本線の電化に伴い、非電化の島原鉄道からでは直通が難しくなり廃止となった経緯があるようです。こうした列車が残っていたらどうだったでしょうか。あるいは焼け石に水かもしれませんが。

こうした国鉄直通列車は、現代的視点だとどれだけ利益になるのだろうという感じなのですが、昔は意外と利益だったようなのですよね。南海から紀勢本線への直通列車や小田急から御殿場への直通列車、名鉄から高山本線への直通列車などがありましたが、自社だけなら必要のない気動車を準備してまでやっていた、というあたりが、全体の鉄道事業収入が地方私鉄などと比べ物にならないほど大きなはずの大手私鉄においてすら、それなりに利益の見込める事業だったということが伺えるように思います。地方私鉄だとあるいはかなり大きな意味があったのかもしれません。パターンダイヤ的に同じ系統の列車を頻繁運転するのが現代の列車ダイヤになってきていて、こうした直通のようなイレギュラー運行をさしはさむ余地はあまりなくなってきているのかもしれません。

とりあえず路線の廃止などはなく、このまま運行を続けるようですが、人口も減っている中頑張ってほしいところです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
島原鉄道さんの「鉄道」は実質放棄してバス路線のみでやるってことでしょうかね?・・リンクしている記事を読む限りそのようなイメージしか受けないですね。
こんな記事を読むと四日市市のあすなろう鉄道さんなどはまだまだ元気な鉄道といえますね。
とうこ
2017/11/14 17:27
昔豊肥本線や更に古くは房総半島でやってたみたいに、国鉄・JRの電車を牽いて乗り入れを継続していたら違っていたかもしれませんね。
尤も今は島原鉄道も機関車ないんでしたっけ。
たづ
2017/11/14 18:46
鉄道ピクトリアルの名鉄特集あたりによると、
北陸の事業に手を伸ばす意図があったようです。
hil
2017/11/15 02:48
島鉄は当面は路線維持のようですから、とりあえず鉄道は走るのではないかと。
国鉄・JRの電車を機関車牽引よりは、島鉄の気動車を国鉄の電車にぶら下げて走る、「オランダ村特急」や「ゆうとぴあ和倉」みたいなのを期待してしまいます。
そういえば、名鉄特集号で北陸への進出意図が書かれていましたね。今だとやはりバスになってしまうのか…。
Tamon
2017/11/15 03:20
>今だとやはりバスになってしまうのか…。
名鉄がキハ8500系を新造してから、じきに廃止になってしまったのは
1)ダイヤが「ひだ」併結に変わったものの、一方で時間帯が変更になってしまったこと
2)それ以前は東京〜飛騨高山は名古屋経由のため「ひだ」の利用率が高く、逆に地元発の救済便だったはずが新造とほぼ同時期の安房トンネル開通で長野経由も出来JR東海が絡まないルートのため競合する列車にJRが厳しくなった
3)そもそも名鉄バスで高山行が結構稼ぎ頭だった
の3つが考えられます。
たづ
2017/11/15 23:33
新車造ってあまり長く走らせなかった印象でしたしね。あの当時の名鉄の意図も知りたいところです。
Tamon
2017/11/16 10:20

コメントする help

ニックネーム
本 文
島原鉄道自主再建断念 日々題/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる