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zoom RSS 山陰本線迂回貨物の検討

<<   作成日時 : 2018/07/12 13:00   >>

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西日本全般に渡った平成30年7月豪雨で、JR貨物の輸送も途絶していますが、なんと山陰本線経由での迂回を検討するという話が出てきました。鉄道ファンであれば誰であれ、一度は考えながらも、すぐにありえないと否定するような話ですが、記事にまで出てきてしまうんですね。

山陰本線は、「偉大なローカル線」との通称があるように、京都から幡生までの通しの路線として設定されてはいても、通しで走る列車などとうの昔になく、部分ごとの輸送の集合体に過ぎないのですよね。そして貨物列車も、ほとんどの区間では国鉄時代に廃止されてしまっています。最後は、伯備線からやってくる貨物列車が伯耆大山と米子の間でわずかに運行されていましたが、伯耆大山の専用線に貨物扱いが集約されてしまったので、この1区間もなくなり山陰本線の貨物列車運行は全廃されています。もちろん、本線はほぼ全区間にわたって、貨物が運行されたことがないという区間はないはずなのですが。

まあ記事にもある通り、機関車と運転士が問題ですよね。山陰本線での運行実績があり、貨物列車牽引に適格なDD51は、既に大幅に廃車が進行していて、使える機関車はもうあまりたくさんありません。1往復するのにかなりの時間がかかる区間なので、全部の機関車をかき集めたとしても、毎日1往復の貨物列車を設定するのがやっとではないでしょうか。これだと、山陽本線を通過するという1日3万トンもの貨物のほんの一部しか代替できないことを意味します。

そして運転士は、もうほとんど経験者が残っていないでしょうね。訓練から始めるとなったら相当の時間がかかります。事業許可の問題はありますが、これは非常時なので国土交通省も大車輪で臨時許可を出すでしょう。

とりあえず、海運での代替、不通区間をトラック代行する、などの手が取られ始めているようですが、焼け石に水の感もあります。せめて、伯備線が回復すれば、米子まで電気機関車で牽引して、ディーゼル機関車の必要区間を米子-新山口だけに短縮できるのですが、伯備線も運転再開に1か月以上かかると予告されているのですよね。

もし実際に走ることになったら、余部橋梁や惣郷川橋梁は大変なカメラが並ぶのだろうな、と想像してしまいますが、まああまり実現の可能性はないように思いますね。

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コメント(2件)

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DD51の後継であるDF200は一部が名古屋地区用に北海道から転用されていますが、法的には当該区間のディーゼル機関車運転士は皆運転資格を持つというものの実際には訓練しないと動かせません。また転用車は数台しかなく、北海道からの臨時の借り入れもATSがどうなっているかによります。
製造時点より東海以西用の速度照査対応形であれば、車両は無改造ですみますが・・・。
たづ
2018/07/14 22:56
基本的に、貨物の機関車は全区間対応のATS-SFを積んでいたような…。まあ、北海道の機関車自体そんなに余裕がないので、借り入れも難しいでしょうね。
Tamon
2018/07/14 23:21

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