外交文書30年で自動公開

沖縄密約事件の教訓を受けて、外務省が外交文書は30年で自動公開するルールを定めるそうです。文書の管理要員も増強するそうで、こういうことができると後々歴史の研究に役立ちますね。きちんと文献を保存していくことは人もお金もかかることなので、結構大変なのです。膨大な過去の文献を調査して新しい事実を明らかにした研究の本とかを読むと、これだけの情報が公文書館に埋もれていたのかと感動してしまうことがあります。したがって、自動公開はもちろんですが、きちんと人手を掛けて管理していくという方針がありがたいですね。できれば全官公庁できっちりやって欲しいです。
もっとも、最近は電子化されているのがいろいろ問題だという話があります。かつてはメモ書きにしてあったものが今ではメールでやりとりするようになり、紙に書かれていれば公文書館で保存されていたのが、電子的なデータは保存されなくなったなどということもあるのだそうです。アメリカだと、メールも全文保存が義務付けられているのだそうですが。そのあたりもきっちり保存ができるようにして欲しいところです。後はプレスリリースの類も、PDFファイルで一時的にウェブサイトに掲載しておしまいではなく、きちんと保存して後々参照できるようにして欲しいところです。これは、官公庁については国立国会図書館が保存活動をやっているみたいですが、JRみたいな民間企業のプレスリリースも保存が欲しいところです。
こういうところはやはりアメリカや英語圏との差を感じてしまいます。あちらの歴史文書の保存活動は本当に徹底していますからね。一方で、日本はこれでもまだマシな方であるという話もあって、民間企業レベルでも社史をきちんと発行しているところがかなりあって、それが神保町の古書店街で流通しているところが、外国の人から見ると驚きらしいです。
ということで、国会図書館および国立公文書館の活動強化を期待したいところです。公文書館は、一部の公文書を既にウェブサイトで画像で閲覧できるようになっているのですが、作業が追いついていないらしくまだ大半の文書は見られないので、速く公開が進むことを期待したいです。




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