デカール

デカールの印刷を依頼できるところがあるかを調べていました。
デカールは、水に塗らした上で対象物に貼り付けるシールのようなもので、模型工作でよく利用されます。メーカー側が作成したデカールを製品に添付している場合はそれを使うだけなのですが、やはり自分で独自のデカールを作りたいという需要があるわけです。そこで家庭用のプリンタを使って制作できるデカールというものがあります。このプリンタを使った自作デカールには、アルプス電気独自のマイクロドライプロセスを使ったプリンタであるMDシリーズを使う方式と、一般的なインクジェットプリンタを使う方式があります。MDシリーズは、制作できるデカールの品質的にはとても優れているものの、印刷速度が遅すぎて一般の市場では他の方式のプリンタに負けて淘汰されてしまい、入手するのが困難になってしまいました。自社のウェブサイトでの販売も、ちょうどこの5月末で終了してしまいました。一方インクジェット方式では、インクジェットのインク自体が水に弱いため表面保護のクリアスプレーを吹くことが不可欠で、それをもってしても貼り付けるときに色がにじんでしまうなどの問題が多発します。さらに、インクジェットプリンタでは白を印刷することができるものがないので、白い部分を含むデカールを作成できません。デカール自体の台紙は透明なのです。
さてちょっと探してみると、B5サイズ1枚5000円でのデカール制作を引き受けている業者がいることを知りました。説明を読んでみると、どうやらMDプリンタを使って生産しているようです。写真などを送って指定すると、デザインも向こうでやってくれるらしいのですが、それでよくこの値段でやるものだと思わされます。他にもMDプリンタを使ってこういう営業をしているところがありました。いろいろなものを何枚も作るなら、自分でMDプリンタを調達した方がよさそうです。もっとも調達自体が難しいわけですが。
一方、製品などに付属してくるようなきちんとしたデカールを受注している業者もありました。シルクスクリーン印刷とかをやっているので、こういうところはMDプリンタを使った方式よりもはるかに品質が高いはずです。しかし最低ロット30枚とか書かれており、それで1色塗りでも3万円を超えます。完全に業者用という感じですね。製品で手にしているデカールもこういうところで作って必要なサイズに断裁しているのかもしれません。
ということで、MDプリンタでやっているところに発注するか、あるいは自分でインクジェットを使ってやっていくしかないのではないかという結論になりました。




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