機関車炎上

鳥栖貨物ターミナル駅で、12日に停車中の機関車が炎上したとのこと。炎上中の写真が出ていますが、なかなか派手な燃え方をしていますね。炎上した車両の車種は明記されていませんが、EF81であるとの話が流れています。
これは、ノッチ残しでもやってしまったのですかね。抵抗制御で動く鉄道車両の場合、動き始める段階ではモーターに対して直列に抵抗が挿入されていて、それでモーターにかかる電圧を制御しています。加速していくと次第に抵抗が抜かれていく仕組みになっています。そのため、短時間で抵抗に電流が流れなくなることを想定した熱容量で設計されており、抵抗に長時間電流を流し続けると焼損してしまいます。自動車のアクセルに相当するマスコンを、切の位置まで戻したつもりで1ノッチの位置に止まっていたりすると、長時間電流が流れ続けてやがて発火に至ってしまうわけです。一番ありそうな出火原因としてはこのあたりでしょうか。
完全な交流電気機関車であれば、古い機種でもタップ切替制御とかなので抵抗による出火の問題はないはずですが、交直流電気機関車は交流を直流に変換する設備がついているだけの直流電気機関車と同じなので、抵抗制御ということになり、この問題が生じます。鳥栖の場合、交流電化区間ですので、ED76などであればノッチ残しの問題はないはずで、EF81であろうという推測もこのあたりから成り立つわけです。
しかし、JR東日本では故障が相次ぐからとEF510が導入に至ったわけで、いい加減EF81もくたびれてきた感じがしますね。バブル経済に伴う輸送量急増で急遽国鉄時代の図面を利用して再生産したことがあるので、JRになってからの生産車もあるのですが。今回の件は直接老朽化が原因ではないように思うのですが、しかしますます淘汰が進行していきそうな感じはしますね。




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