原発事故収束行程

福島第一原発事故の収束へ向けた行程表が発表されたようです。事故以来初めての長期的な見通しということになるようです。汚染水問題の発覚以来、なかなか事態の打開が進まないと思っていたら、結局短期での収束は無理だという結論になったようで、少なく見ても今年一杯はかかりそうな感じですね。

行程表をざっと見てみると、そうだろうと思われるものばかりが並んでいますね。これだけたくさんのメニューになると同時に進行するのは難しいので、徐々にやっていくのでしょうけど。汚染水を何とか処理しなくてはいけませんが、時間を掛けてでも処理プラントを建設するようです。処理プラントで処理した水は再び冷却に回すことを考えているようです。また、この循環サイクルに熱交換器を入れることで、冷却機構を外付けしてしまおうという考えもあるようです。以前から、外部から提唱されていた冷却機構の復旧ではなく外部から新たに構築を、に相当するところですね。

2号機の圧力抑制プールの損傷はどうなるのかといえば、特殊コンクリートを塗って固めてしまおうという考えのようです。それが可能なら、とりあえず格納容器の損傷は何とかできるのでしょうか。しかし、線量の高いところに入って作業ができるものなのか。ロボットが入って原子炉建屋の内部の調査を始めたそうですが、ロボットでこういう作業は無理ですかね。

個人的に気になるのは、放射性物質のこれ以上の漏洩を止められたならば、周辺地域の除染は可能なのだろうかというところです。放射性物質は、地面を表層から5cmくらいの範囲だけ取り除けばほぼ除去できるそうですが、広大な面積すべてにわたってそういう作業を効率的にできるものなのか。どの程度まで線量を抑えられるのか、気になります。

大過なく、この行程表どおりに進めばよいのですが。

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