常磐線部分再開

今日から原ノ町-相馬間で常磐線が部分的に運転を再開したそうです。よくも孤立した区間での運転再開を決断したものだなぁと思います。先日は、この区間の運転再開のために3編成6両を陸送したというニュースも出ていました。

災害による孤立区間での運転というと、島原鉄道が雲仙普賢岳の噴火災害で南部で孤立した区間の営業運転を行っていたことを思い出します。あの時は、火砕流が線路に達して不通になる直前に、これは不味そうだと予想して素早く南部に運転継続に必要な車両を送り込んでいたことで、何とか運転続行ができたという話を聞きます。それでも、不通区間が復旧して工場のある南島原までつながるまでには長い時間を要したので、その間に検査期限の切れる車両が出て、加津佐で臨時に整備作業を行うとともに、重要部品はトラックで工場へ陸送して整備したという話でした。今回も、相馬以北が復旧するのは少なくとも数年かかる見込みのようなので、同様の対応を取るのではないでしょうか。まあ、現代の電車は全般検査の期限はとても長いので、検査を終えた直後の車両ばかりを選別して送り込んでいれば、北側がつながって自走して工場へ回送できるようになるまで全般検査は避けられるかもしれません。ただ、その中間に来る重要部検査はぎりぎりでしょうね。相馬-亘理は大規模な路線変更になってしまうようですから。

広野-原ノ町は相当長いこと不通になりそうです。ただ、原発事故の収束工程第2ステップが完了したと宣言され、警戒区域内でも線量の低いところは来年には警戒区域を解除するという話になっているようです。線量の地図を見る限りでは、原発の南側は近くでもかなり線量が低いので、そのあたりが解除されて、それに合わせて広野よりさらに北まで運転区間が広がる可能性はあるように思います。

それにしても、代行バスに比べてこれほど電車が速いというのは意外です。現地の道路事情がよほど悪かったのか。それとも常磐線のようにある程度幹線として整備されているところではこれくらい電車が速いということなのでしょうか。かつて大雪で大糸線の南小谷-糸魚川が長期不通になったときに現地を通りかかりましたが、バス代行で線路より迂回しているように見える一般道路を走って、各駅に寄りながら走っているにもかかわらず、駅で時間調整をしながら走らないと定刻にならないというありさまで、いかにこの区間において鉄道が遅いかということを思い知らされてしまったことがあるわけなのですが。

原ノ町と亘理の間では代行バスが走っているようなので、一応乗車券を買えば普通に原ノ町までは行けるようです。孤立区間での運転とか見てみたいものですが、見に行って迷惑がかからないものですかね。

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