笹子トンネル天井板崩落事故

中央自動車道笹子トンネル上り線で、天井板が崩落して走行中の車両が巻き込まれ、多数の死者が出たそうです。これは酷い事故ですね。

なんでわざわざトンネルに天井板があるのだろうと思ったのですが、この板で区切って上部を換気ダクトにする構造なんですね。道路ほど換気問題が深刻ではない鉄道では見られない構造なので、報道で説明を聞いてなるほどと思いました。鉄道でも、蒸気機関車の時代にはそれなりに排煙は問題だったはずなのですが、ダクトを配管してまでの通風機構は導入されたことは無いように思います。強制通風機を設置していたトンネルはあるのですが。それにしても、1.2m×5.0mの板で1枚1.2トンというのはやっぱりこの手の構造物は巨大ですね。笹子トンネル全体だと何千トンもの天井板が取り付けられていることになります。これだけの量を製造して現地に運んでくるだけでも相当大変な気がします。

道路は排気ガス問題があるので大変ですね。首都高中央環状線の地下区間では、排気ガスを吐き出す先がまた反対運動とかで大変な問題になっていたと思います。自動車の性能向上で排気ガスはどんどんクリーンになっているとはいえ、さすがに高速道路を通行する1日万単位の車両が吐き出す排気ガスが固まって出てくるとなるとねぇ。

見つかった死者は焼死だったようですが、火災にならなければ助かっていたんですかね。これまた、ガソリンという危険物を携行してそれを燃やしながら走るという現代の自動車の弱点に由来する問題ですね。電気自動車になったとしても、やっぱりリチウムイオンバッテリーの危険性の問題は付いて回るのですけど。

これだとやっぱり中日本高速道路のしかるべきところが責任を取らされそうですね。全面的に道路側の問題ですし。またこの師走の忙しい時期に重要なところを長時間止めることになった問題も大きいです。現地は迂回路が厳しいですし。旅客は鉄道に逃がせるとしても、貨物はねぇ。国道20号を何とか走っていくのでしょうか。日本坂トンネルの時ほどは復旧に時間がかからないとは思いますが、どうなるでしょうか。

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