燃料電池自動車

トヨタ自動車が水素燃料で走る燃料電池自動車「ミライ」を発売するそうです。

公表されている資料をいろいろ見ていると、120リットルほどのタンクに700気圧で水素を充填するようです。充填は3分ほどで完了するとのこと。電気自動車が充電に時間がかかるのに比べると、かなりすばやく充填できます。それにしても、700気圧というのは尋常ではなく高い気圧に思われて怖いのですけど、自信を持てる強度を保てるようになったということでしょうか。それでも、120リットルというのは一般的な普通自動車のガソリンタンクの3倍はあるわけで、車両のどこかにこれだけの容積を確保するのは大変なのでしょうね。

これだけの水素を使って、650km走行できるそうです。これだけの走行距離があれば、普通の自動車としての利用は十分ですね。後は水素ステーションがどの程度整備されるかでしょう。性能的には満足できる水準に達して、後は価格がこなれてくれば普及するのでしょうか。水素タンクと燃料電池セルは相変わらず高くつきそうに思えますが。

ただ、意外に思ったのは燃費が悪いことです。1km走行するのに10円程度の水素が必要だそうです。たとえば、16km/リットル程度で走る一般的なコンパクトカーの燃費と比較すると、あまり変わらないということになりそうです。今の原油の価格でしかも揮発油税を加算されてのガソリン価格とこの程度で張り合わなければならないというのは、水素燃料はあまり費用的にメリットのあるものではないなぁと思ってしまいました。もっと効率よく水素を量産できる技術が必要なのでしょうか。

やはり、電池の性能を大幅に向上させた電気自動車が将来的なモビリティの中心という感じがしなくもありません。電池の性能向上自体がまだ袋小路のようですけどね。

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