プロフェッショナル 仕事の流儀

昨日の放送でしたが、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組を見ました。マツダのエンジン開発部隊の話が語られていて、開発の打ち合わせの様子などが放送されていました。

エンジン開発の責任者の仕事を追ったものでした。今回の対象となった人見光夫氏は、SKYACTIVの開発を推進した人だそうで、今回はさらに30パーセントの燃費改善を狙って開発を進めているのだそうです。とにかく、常識を疑って突き抜けてみろ、と圧縮比を常識ではありえない高い値にしてみるなど、研究開発の進め方において大いに参考になるなぁ、という話でした。やはり技術者としてはそういうところを見てしまいます。ただ、番組ではうまく行った場面を見せていましたけど、実際には失敗も多いのでしょうね。

マツダもよくここまでカメラを入れて見せたものです。新エンジンの開発など、極秘中の極秘でしょうし、どのように開発に取り組んでいるかがわかるだけで他社にとっては大きなヒントになることでしょう。もちろん、かなりの部分でモザイクをかけていて、ピー音も連発するという、なかなか凄い構成になっていました。以前、東京地下鉄のダイヤ編成の話を見た時にはこんなものはありませんでしたし。いくら番組では隠したとしても、取材スタッフという部外者には教えてしまっているわけで、なかなかこの決断はできないでしょう。NHKもギリギリまで攻めて取材して、技術陣と広報担当者がぴったり張り付いて、これは駄目だから隠してくれ、とか依頼してこの番組ができあがった、ということなんでしょうね。

番組では、新エンジンの開発にめどがたった、という感じでまとめられていました。ピストンの形状を工夫して、さらに何かもう一つの部品を工夫して、というような話でしたね。現段階では秘密でも、実際に搭載車が発売されたらわかることではあるのですけど。他社が購入して分解して調べるでしょうし。SKYACTIVの時も、どういう技術で燃費改善を実現したのかはいろいろ技術系のウェブサイトなどで解説されましたね。これは本当に実現するなら楽しみな技術です。SKYACTIVでも画期的だったのに、それをさらに上回る改善を実現するのは物凄い技術だと思います。

本当は、仕事の進め方を見てもらう番組なのでしょうけど、一生懸命エンジンの技術を見てしまう番組でした。

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