三江線 88年の軌跡

RM LIBRARY 222『三江線 88年の軌跡』を読みました。著者は広島周辺の鉄道関連著作がある長船友則さんです。

これまで読んできた、鉄道を直接専門とする訳ではない人たちが書いてきた資料に比べると、さすがに鉄道を専門とする長船さんの著作は実によくまとまっています。あまり詳しく車両に突っ込んで解説しているわけではないものの、三江線で歴代使われてきた車両が一通りわかります。蒸気機関車時代にはC12やC56が入線していたことは知っていましたが、それより前の浜田機関区の古典機関車についてまでわかるのは面白いです。レールバスは、本州西部ではここの2両だけだったんですね。

建設の過程も一通り説明がありますが、やはりこれ以上詳しいことはわからないのでしょうね。途中のトンネルの貫通日なんかが書かれていますが、これだってよく調べたものです。この線は工事誌が出ていないので、これ以上詳しいことは、多分公団で建設に携わった人を探してインタビューするくらいしないと出てこないでしょう。

しかし、本当にマイナーなローカル線ですが、RMLで簡潔であるとはいえこれだけきっちりまとめた本を出してもらえたのは良かったです。

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