只見線復旧起工式

今日は、2011年の豪雨災害で不通になったままの只見線の復旧起工式があったそうです。復旧に着手するまで7年もかかってしまうのがなんともですが。

復旧後、この区間の輸送密度は100人/日程度を目指すそうです。いくら何でも、この輸送密度で何十億円もかけて復旧させるのか、と私は感じてしまいます。それなら札沼線や江差線の末端にもつぎ込むのでしょうか。鉄道に使うにしても、もっと有用なこと、例えば地方幹線の高速化といった事業にこの費用を使ってはどうかと思う次第です。復旧後は観光列車も構想しているようですが、まあ確かに景色は綺麗なところなので、そういう方面で少しでも生かしていくしかないかもしれません。

ちょうど合わせて鉄道軌道整備法の改正が成立したそうです。この記事を書いている時点では、まだ参議院のページが更新されていませんが、可決したようですね。衆議院では全会一致で通過していますので、野党も特に異論はないということのようです。法律案は、こちらに掲載(PDFファイル)されていて、激甚災害に指定された災害で被災した路線に復旧費用を補助できる旨の条項を追加するということですね。当該路線が欠損を生じている、という条件になっているので、これまで鉄道会社全体で黒字だと補助ができなかったのが、当該路線だけで見て欠損ならば補助できる、ということになるわけです。これにより、JR東日本の只見線も補助可能、というわけですね。
2016年4月1日以降の災害復旧事業に適用できる、ということなので、JR九州豊肥本線や南阿蘇鉄道の復旧費用もこれで賄われることになりそうです。日田彦山線の復旧費用もこれで出せるはずですが、まだ地元との復旧費用分担の話がまとまっていませんし、どうなるのでしょうかね。

この記事へのコメント

2018年06月17日 07:54
頭がおかしいとしか思えません。
復旧したとしてもJR東日本は以前の
1日3往復の閑散ダイヤに戻す事が確実で、
現在のバス代行より不便になるのに・・・
大船渡線みたいにBRT転換して本数増やす方が
地元にはメリットが大きいはずです。
Tamon
2018年06月17日 18:30
その場合でも、バス専用道が必要かも疑問ですね。鉄道の乗車券で乗れるバスをJR負担で維持してくれた方が、双方にとってメリットが大きい気がしますね。
ざらすと
2018年06月17日 22:21
南阿蘇鉄道はこの法律での対応ではありません。
すでに去年閣議決定している別のスキームで対応します。この話では、会社はもちろんのこと、地元もほとんど払わない形になっています。
Tamon
2018年06月17日 22:23
おお、なるほど。そもそも南阿蘇鉄道だと会社全体でも赤字だから、適用できるはずですしね。南阿蘇鉄道の場合、補助率の引き上げの方でしょうか。
JR九州の豊肥本線はこの枠組みを適用しそうですね。
ざらすと
2018年06月17日 22:26
もう1点。
この件は、JRが自治体に話を出して、自治体が「受けると思わなかった話」を受けたと思っているように取れますが、今までの報道を見ると、そうではないとみられます。
この形式での復旧をJRが言ったのは、2016/6なのですが、すでに報道を確認すると、2015末に県含む沿線自治体が運営の大部分を負担する考えがあるという内容の記事があります。
だから正確なところは、自治体が話を出して、JRが折れてしまったという感じかもしれません。
Tamon
2018年06月17日 22:35
それはそうだと思います。最初からやたらと福島県と地元自治体が積極的で、JR東日本は引いてましたね。
再開後の赤字負担まで地元が飲んで復旧が決まった時、JR東日本の担当者が「残念」とまで言っていたのを覚えています。いくら何でもその言い方はないだろうと思った覚えが。

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