新幹線の窓

新幹線の窓の大きさの変遷に関する記事が出ています。100系新幹線の窓の大きさは爽快でしたね。

新幹線はせっかく窓を大きくとれる地上交通機関なのに、最近小さくなってきているのは、航空に対する優位性を損なうのではないかと思うのですが、結局新幹線の主たるユーザーであるビジネス客は車窓など気にしないということですかね。皮肉なことに、航空の方はB787ではこれまでよりも大きな窓を採用しました。炭素繊維の採用による効果だそうですが。

まあ、窓というのは純粋に構造的に見れば弱点でしかないわけで、改良の過程で小さくしたくなるのはうなずけます。窓がまったくなければ、車体外板はさらに薄くして軽量化できるでしょうね。いっそのこと、外の景色をディスプレイに映す仕組みはどうだ、と思ってしまいます。特にリニアなどは、明かり区間でもフードを付けようかという話があるくらいですし、それなら外の景色を人工的に映してしまえば、と思うこともあります。まあそこまでコストをかけるほどのものか、ということはありますが。0系を開発したときに、地面の近くを見られると、これまでよりもはるかに速く走っていることが強く認識されて恐怖感を与えるからと、在来線の客車より窓の位置を高めに設計した、という話を聞いたことがありますが、これだけいろいろ窓のサイズを調整しているのを見ると、あまり実際には影響がないのかなとも思わされます。

新しいマグネシウム合金の車体を研究しているという話もありましたが、ああいう新材料などが投入されると、窓にどう影響するのかも興味深いところですね。

この記事へのコメント

たづ
2018年07月02日 22:13
新幹線の場合、床面が在来線特急と比べても15~20cm上がってますし、結局はあまり近くのものは動体視力を上回るので一定速度以上では目に止まらず、いつの間にか皆「ああいうもんだ」で慣れてしまいました。
N700の窓だとC席辺りからでは単なる明り取りでしかありません。
むしろLRTに多い、路面スレスレの床面ながら透過素材(ガラスかプラ)でできたドアが路面を見せながら飛ばして走るほうが気になります。
19世紀のイギリスで、確か窓のない地下鉄車両が一度作られたことがあったような。いわゆる「チューブ」の類です。背もたれを高くまで設定するなど構造の特徴を有効活用していましたが、あまりに連想が悪く一度きりだったようですが。
Tamon
2018年07月02日 23:33
チューブは確か、窓から手を出されると困るとかそういう理由もあったような。あの頃はデッキから乗車する仕組みだったんですよね。
LRTで地面が見える…。なるほどそれは気にしてませんでした…。

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