『橋梁と基礎』新幹線橋梁特集

『橋梁と基礎』の8月号、新幹線橋梁特集を読み終わりました。この雑誌はいつもは橋梁関係の単発記事を多く収録している感じですが、今回は新幹線の橋梁に絞って多くの記事を集めた感じになっていました。いつもより厚さもあって値段も高いようです。

特定の新幹線橋梁を取り上げた記事もあるにはあるのですが、それよりも新幹線橋梁の技術的な変遷をまとめた記事が出ていて興味深いです。こうやって通史のように書かれた土木工学の記事を読むことはあまりないですね。鉄道趣味誌だと、小野田先生がそういう性格だからか、鉄道土木の流れを描いた記事が出てくるのですが。設計荷重のうえで、疲労を考慮に入れるために荷重を増して考えていた時代があり、0系新幹線は軸重16トンであるのに、東海道新幹線の設計活荷重は18トン、山陽新幹線では19トンであった、というのが驚かされました。そんなに頑丈な橋を架けていたんですね。

新幹線の駅配置に関する検討とか、新幹線用レールの記事とか、もはや橋梁の記事とは全然関係がないですね。こういう感じの記事が、この手の特集では割と載るようですけど。

やはり橋の記事も面白いんですよね。定期的に購読したくなってしまいますが、なかなか消化できるほどの時間もなく…。

この記事へのコメント

たづ
2018年10月02日 22:15
今のSI単位系での活荷重で、東海道新幹線が160kN(軽くなったはずなのに)、E4系に至っては220kNという数字は、運動エネルギーを加味すると6t分増える、という意味で、流石に積車軸重が22tという意味ではないですよね?
Tamon
2018年10月03日 00:51
0系だと、空車で16トン、積車だとそれを超えるんだったような…。E4だと空車で17トンでしたっけ? さすがに22トンはないような…。
NL
2018年10月03日 20:06
P-16は東海道新幹線で定員乗車、H-22は満載の300%乗車が前提というようなことが鉄道構造物等設計標準の解説に書いてたように思います。動的な影響については別に衝撃係数で割り増しています
Tamon
2018年10月03日 21:54
新幹線で300パーセントは完全に限界超えてますね…。定員乗車はちょっと楽観的なんでしょうけど。

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