明石海峡大橋

昨日に引き続き書籍の話。『[新版]明石海峡大橋』を読み終わりました。明石海峡大橋の建設に携わったらしい人が1冊の本にまとめたもののようだったので期待して読んだのですが、期待外れでした。

全体に、この方の思いついたことをそのまま並べていった感じで、整理された本という感じではありません。また、橋の技術的な内容について触れているところは少なく、全体に橋にむけての検討作業をどうやったのか、という話が多いです。世界各国の橋を調査して歩いた話とか、エピソードみたいなものの羅列です。同じようなことが繰り返し出てくるところがありますし、橋の本筋に関係ないだろうというところがありますし。そして、写真を載せてそのキャプションで説明を加える、みたいなページが延々と続いています。きちんと本文が書かれているページはわずかという感じです。これだと、あっという間に読めてしまいます。

整理されていない本というと、『輸送の安全からみた鉄道史』を書いた江崎昭氏もそんな感じで、思いついたエピソードをポンポン放り込んできて収拾の取れない感じの本にしてしまっていますが、それでも江崎氏のエピソードはどれも面白いし、しっかりした本文が書かれています。しかし、この本は本文が極めて薄いという、どこを読んだらよいだろうかという内容になってしまっています。もう少し何とかならなかったものでしょうか。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック