北朝鮮鉄道の老朽化

昨年、韓国側から北朝鮮の鉄道をかなり詳しく調査しに技術者が派遣されていましたが、その調査結果が公表されたそうです。設備の老朽化が激しいというのは、予想された通りです。

日本統治時代に造られた橋をそのまま使っていて、建設から70-110年経ったところがある、としています。ただ、正確に言えばこれくらいの年数が経っていても、きちんと保守作業が行われていればそこまで問題にはならないのですよね。日本でも、山陽本線市川橋梁が1909年開通、東海道本線上淀川橋梁上り線が1901年開通、そして中央本線多摩川橋梁上り線に至っては1889年開通ですが、適切な保守が行われていることもあって、特に問題になるような状況ではありません。イギリスですが、ロイヤルアルバート橋というそれなりに有名な橋は1859年開通で、そのまま供用されています。丁寧に使えば160年くらいは平気なわけで、北朝鮮の問題は結局、国情から満足な保守が行き届かない状態が長い間続いているからとしか思えません。鋼製の橋は、定期的に塗装のやり直しが必要ですし。

自国でレールの生産ができないというのはなかなか痛いです。他にも必要なものがたくさんある中では、中国からの輸入の優先度上位にはならないでしょうし。鉄鉱石は産出するはずなんですけどね。以前は、ボロボロの客車が走っているという話がありましたけど、これについては近年大規模な新造が行われて代替されたのでまともになったらしいと聞きます。北朝鮮に技術がないわけではないので、結局国がきちんとそういところに投資するかという問題なのですよね。

しかし、北朝鮮もよくここまで内情を見せたものです。あるいは韓国からの援助を引き出したいということなのでしょうか。

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