HS2

イギリスの高速鉄道HS2がようやく実現へ向けて動き出したようです。ロンドンと英仏海峡トンネルを結ぶ既に営業している高速鉄道がハイスピード1(HS1)と呼ばれているので、それにつぐ第2路線ということでHS2ですね。ロンドンから北部へ伸ばす路線網です。

会員限定の部分にもいろいろ書かれていますが、やはりイギリスの鉄道網の立ち遅れは否めないところがありますね。大きな幹線区間であっても電化されていないところがそこここにありますし。しかしそれでも、ネットワーク・レールになってからはかなり公的資金も注ぎ込んでてこ入れをしていると思うのですが。実際それでイギリスの鉄道旅客数は過去最高の水準に達しているわけですし。

ただこの記事でも触れているように、複雑な民営化枠組みを採用したために意思決定に時間がかかる印象はあります。しかも、フランチャイズが入れ替わることがあるために、車両のように長期的な取り組みが必要な投資を運営会社が意思決定することが難しく、実質的に運輸省が決めているという話も聞きます。それじゃ民営化じゃないんじゃないか、という感も。イギリスの鉄道に詳しい人は、運輸省の取り組みを結構罵倒しています。

まあとにもかくにも、高速鉄道ができればまただいぶ便利になって、輸送も伸びるのではないかと思いますが、一方で在来線はどうするのでしょうね。随分前に、幹線でも各駅停車は廃止して元の急行相当だけにしてしまった路線がかなりあるのですが、そうなると高速鉄道ができると在来線を残す必然性もないわけで。貨物船用にでもするのでしょうか。

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