架線やパンタグラフの損傷検知技術

昨日の夜、新大阪駅で新快速電車のパンタグラフが損傷していて、大きなスパークを上げながら出発していくところを駅員が非常停止させたそうです。このためにかなりのダイヤ乱れになったようですが、実際のところパンタグラフが損傷したまま走ってしまうと、広範に架線を壊してしまって、さらに運転再開に時間のかかる大乱れになってしまうので、この段階で止められて良かったです。

ライブカメラなどの映像があったようで、どうも東淀川から新大阪に入ってくるあたりで壊れたようだ、ということです。それなら、より京都側の広範囲の架線の検査をしなくて済むので、短い範囲の対応で済みます。やはり、いろいろなセンサーを用いて損傷を素早く検出するというのはかなり有効な手段だなと思います。

ちょうど、日本鉄道電気技術協会の『鉄道と電気技術』で、JR東日本のこうした取り組みが紹介されていました。あちこちにカメラを設置して、通過して行く列車をモーションセンサーで検知して、通過していく間のパンタグラフの画像を撮影して蓄積しているのだそうです。そしてパンタグラフや架線の損傷が見つかった時に、この蓄積画像をずっと追いかけて、どこで損傷が始まったかを特定し、その範囲の点検に走るのだそうで、これも大変有効な技術だなと思います。

カメラやセンサーが非常に安くなり、画像の蓄積も大した手間なくできるようになって、こうしたアイデアはあらゆるところで役に立ちそうですね。

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