時刻表の駅弁情報掲載廃止

交通新聞社のJR時刻表で、9月号を最後に駅弁の表示が消えたそうです。駅弁の情報が載らなくなるという話は聞いていたのですが、てっきり駅弁取り扱い駅のそれぞれで、どんな弁当をいくらで売っているかをまとめた欄外の情報が無くなるだけだと思っていました。しかし、本文の駅名の欄の横にアイコンで表示されている駅情報から駅弁マークが消えるという話だったんですね。

記事ではかなり古い時代の1964年の時刻表のアイコン表示を取り上げていますね。医療設備のある駅、赤帽のいる駅、洗面所のある駅、弁当を売っている駅、電報を取り扱う駅が示されています。洗面所が重要だったのは、蒸気機関車が牽引する列車が多くて顔が汚れがちだったため、到着時や長時間停車時に顔を洗えることが重要だったから、という話を聞いたことがあります。また電報を取り扱う駅というのは、携帯電話はおろか普通の電話もそこまで普及していなかった時代に、旅先で連絡を取れるように、ということであったようです。

私が時刻表を読み始めた頃は、旅行者援護所(上記の医療設備に相当)、赤帽、みどりの窓口、駅弁の4種類のアイコンでした。赤帽は既に全廃されてしまいましたので当然アイコンはなくなりましたし、旅行者援護所とみどりの窓口は巻頭地図でこそ表示されているものの、JR時刻表においては駅名欄にアイコン表示はありません。かつての交通公社の時刻表(いまのJTB時刻表)が表示していたものなんですよね。このため駅弁だけが表示されている状態だったのですが、今回これが無くなって、時刻表の駅名欄は随分とシンプルになりますね。

しかしまた文化が消えていく感じがしますね。

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