柏梁鉄道

神戸新聞が、柏梁鉄道という未成鉄道構想についての記事を出しています。福知山線柏原駅から山陰本線梁瀬駅までを結ぶ鉄道の構想だったようです。こんなものがあったんですね。

『鉄道未成線を歩く 私鉄編』巻末に掲載の、免許/特許されながら未成に終わった鉄軌道の一覧を見てもこの鉄道は載っていないので、申請に至らなかったか、申請しても却下されたかなのでしょうね。ちょっと見た感じでは、きちんと平面図も作られていますし、あるいは申請していたのかもしれません。

ルートを考えると、現在の丹波市内の区間は加古川に沿って遡っていくだけなのでそれほど問題なさそうですが、市境の遠阪峠を越える区間はなかなか厳しそうです。ほぼ北近畿豊岡自動車道に沿ったルートとなりますね。仮に建設できたとしても、国鉄を利用している客がここだけ私鉄に乗り換えてくれるとは考えづらいですし、国鉄も短絡路になるからと言ってこちらに列車を直通させてくれるとは考えづらいです。何を考えて峠を越えるところまで狙ったのかよくわかりません。

時期は1923年ということなので、第一次世界大戦に伴う空前の好況で鉄道敷設申請が相次いだ時期をもう過ぎています。1917年から1919年くらいにかけて出願が相次いで、1920年を過ぎるとそれがどんどん失効していくという感じなのですが、1923年にもなってまだこういう構想を練っていたのですね。

まあいろいろ資料が眠っているものです。面白い話ではあります。

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