朝鮮半島南北鉄道連結の再推進

韓国で、またまた南北鉄道連結の再推進を目指す方針だそうです。今の韓国の政権は北との関係に積極的ですからね。選挙で勝ったばかりですし、ますますそういう方面に傾倒するのでしょう。

一応京義線の方は既に連結されていて、かつて開城の工業団地で韓国からの進出企業が操業していた頃には、資材や製品の輸送に用いられていましたが、開城工業団地の閉鎖で列車の運行が止まったままのはずです。一方、東側の東海線はまだ建設されてない区間が長いのですよね。日本統治時代には京義線と京元線が南北をつないでいましたが、東海岸に沿った鉄道は建設中に終戦を迎えてそのまま南北分断となり、建設が止まったままという認識です。この区間を何とか連結しようということなのでしょうが、北朝鮮にとっても韓国にとっても分断されたままでは単なる盲腸線になってしまいますから、この区間の建設に身が入らなかったのは当然のことで、果たして長い残存建設区間を工事してまで連結する効果がどこまであるのかと感じます。

一応、そのまま東海岸を北上していってロシアへつなげば、韓国からヨーロッパへの鉄道ルートが通じるとは言えるのですが、それなら京義線で中国へ抜けてもいいはずですしね。2本ルートをつなぐ意味も良くわからないです。京義線自体使えていないわけですし。

まあ多分に経済的ではなく政治的な話であります。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2020年04月21日 23:16
朝鮮半島東海岸沿いの鉄道で未成だった部分(襄陽-墨湖(現在の東海市内)、三陟-浦項)は、一応、全て現在の韓国統治区域内に含まれます。北側の開通区間(襄陽以北)は、第二次大戦終戦後の連合国による占領期にソ連管轄になり、北朝鮮に引き継がれますが、朝鮮戦争勃発により運行休止になり、休戦後は南北に分断されることになりました。この部分は朝鮮戦争で設備が破壊され、戦後に韓国統治区域内の県内-襄陽は名目上再開業したものの、列車が走ることなく廃線手続きがなされました。一方、本来の未成区間は、襄陽-墨湖のうち江陵-東海が嶺東線の一部として1962年に開業しており、三陟-浦項の方は2022年開業予定で現在建設中だそうです。従って、全通に必要なのは韓国側の襄陽-江陵の新規建設と襄陽以北の復活ということになります(北朝鮮側は一応復旧されたことになっていて、2007年には北側から軍事境界線を超えて韓国側の最初の駅まで試運転が行われたそうです)。
Tamon
2020年04月22日 00:33
なるほど、北側から韓国領内まで列車が走ったことがあったんですね。それができるくらいには復旧しているのか。今の韓国の勢いだとやってしまいそうだなぁ。