ブダペスト-ベオグラード高速鉄道計画

ハンガリーのブダペストとセルビアのベオグラードを結ぶ高速鉄道の計画があり、中国が建設費の85パーセント程度を融資するそうです。

正直、ブダペストとベオグラードの間で高速鉄道が必要なほど輸送需要があるのかよくわかりません。ハンガリーやセルビアの国内輸送需要をみたしつつ、国境をまたぐ区間も整備してつなぐというだけなのかもしれませんが。あるいは在来線の高速化改良だけなのを高速鉄道と称しているのかもしれません。

また、世界的に見ても高速鉄道を民間出資で造れる場所はほとんどありません。中国から資金を借りても、その返済は営業収入ではなく税からほとんどしなければならないのではないかと思います。低利で借りられること自体が大事だったのかもしれませんが。総額21億ドル規模の鉄道建設事業に含まれるデータを機密扱いにする、と書かれていますが、昨今のハンガリーの権威主義的な動きを見るとさもありなんという感じはあります。

しかし、総延長370キロの高速鉄道を21億ドルで建設できるならかなり安いですし、開通予定が2025年というのも中国的です。中国から建設スタッフがかなり派遣されるのでしょうか。気になるところです。

この記事へのコメント

たづ
2020年04月25日 17:52
ご指摘の通り在来線の高速化だけかもしれませんが、新線であれば日本や中国でそうだったように、特急列車が新線に移ることで貨物列車のための線路容量も増えます。在来線高速化の場合は貨物列車を140~160km/hまで速達化する意図があるのではないでしょうか。
セルビアは内陸国ですので、なぜここからハンガリーへ?と思ったのですが、中国からの視点でギリシアからブダペストまでのルートの隘路だったのでしょう。
Tamon
2020年04月26日 01:20
中欧諸国で中国にすり寄るところが増えてますものね。セルビアなんか、従来だとロシアよりのはずなんですが。