阿武隈急行復旧方針

昨年の台風19号で被災して中間部が不通になっていた阿武隈急行について、今年度中の運転再開を目指して復旧工事を進めているそうです。一時は復旧の費用対効果みたいな話まで取りざたされて、どうなるかと思いましたが、何とかなったようです。

この記事では直接触れられていませんが、夏に仮復旧させて、梁川にある車両基地との出入りができるようにするそうです。車両基地から車両を出入りさせられるなら、列車が走る状態まで土木が復旧するということなのに、営業列車を走らせないということはどういうことか、と思っていたのですが、この記事だと法面の補強などの追加作業があると書かれていますね。お客さんを乗せて営業列車を走らせるだけの安全上の自身がないということなんでしょうね。

宮城県側で運行していた区間は、車両基地と分断されてしまっていたので、JRの車両基地に入って整備していたそうです。JR側から周れば自社の車両基地とも行き来できますしね。両端でJRとつながっている会社の強みです。

これで、台風19号被災区間については全区間復旧する方向になりました。不通が続くのは水郡線、上田電鉄、箱根登山鉄道と書かれています。これも来年夏までに再開だそうで、まあとりあえずは良かったです。

この記事へのコメント

旅の途中のとおりすがり
2020年04月09日 21:59
阿武隈急行には、車両基地が1ヶ所しかありませんが、変電所も福島県側の1ヶ所(上保原駅近く)にしかありません。昨年の12月に宮城県側の一部区間(丸森-槻木)で運行再開するという方針を報じた記事によると、運行再開をしなかった区間も含めて(富野-槻木で)架線を復旧したそうで、この架線を通して宮城県側を走る電車に電気を送っていたようです。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191123_73011.html
電力だけ、回送車両だけ、と少しずつではありますが、被害の大きかった区間を通れるものが増えていきます。ここまで来れば全線での営業再開もそう遠くないうちにできそうです。

ところで、次のウェブページによると、槻木でJRから電気をもらう設備はあるようで、一応、福島県側から電気を送れなくても宮城県側だけで電車を動かせるようになっているらしいのですが、今回はその方法は採用されなかったことになります。
https://henndennkidenntushinnmoromoro.blogspot.com/2019/11/939.html
Tamon
2020年04月10日 00:07
あー、交流電化だから変電所1か所で済んでいたんですね。不通区間を通して電力だけ送っていたとは。なるほど。